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赤ちゃんの薄茶色のあざ、扁平母斑について

更新日:2018.05.01
公開日:2016.05.23
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

扁平母斑は薄茶色のあざのことです。悪化することはまずありませんので、美容目的以外の治療は行いません。ただし、非常に稀な病気である場合もあります。ドクター監修の本記事を読んで、正しい知識を身につけましょう。

扁平母斑は、平たい薄茶色のあざです。どのような原因でできるのでしょうか。また、病気の危険性はあるのか見てみましょう。

身体のさまざまな箇所に現れる薄茶色のあざ「扁平母斑」

扁平母斑は、身体のいろんな場所に薄茶色のあざができる病気で、ほくろのように盛り上がることのない平たい(=扁平)あざです。皮膚の中でメラニンが大量に合成されてしまうことが原因となり、薄茶色いあざができてしまいます。先天的に存在する場合がほとんどですが、思春期になってから急にできてくることもあります。思春期以降にできた場合、毛が同時に生えてくることが多く、特に肩にできる発毛性の母斑は「ベッカー母斑」とも呼ばれています。

合併症や他の病気の危険性は?

先天性扁平母斑や思春期以降にできる「遅発性扁平母斑」は、悪化したり、合併症を引き起こすことはほとんどありません。ただし、出生時に1.5cm以上の薄茶色の色素斑(カフェオレ斑)が6個以上ある場合は、「レックリングハウゼン病」という神経線維腫の1種である遺伝病の可能性もあります。レックリングハウゼン病は、専門医による早期からの治療が必要になるため、早い段階で皮膚専門医を受診し、検査を受けることをおすすめします。

美容目的での治療が多い

扁平母斑は、悪化することはなく、医学的な意味で治療が行われることはないといってよいでしょう。ただし、目立つ場所にある場合は、患者の精神的ストレスを考慮し、美容的な意味で治療を行うケースはあります。レーザーによる治療が主流ですが、すぐに再発してしまう場合は、ドライアイスによる冷却治療や手術による除去も検討される場合があります。

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