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味覚障害

味覚障害を起こす可能性がある薬

更新日:2016/12/09 公開日:2016/05/20

味覚障害は薬の服用によって起こることが多くあります。薬の服用で味覚障害が起こる理由と、味覚障害を引き起こす可能性のある薬をドクター監修の記事でお伝えします。薬を服用していて味覚に変化があらわれた場合は注意が必要です。

味覚障害は薬の副作用で起こることもあります。

味覚障害とは

甘い、塩辛い、すっぱい、苦いといった基本的な味がわからなくなることを味覚障害と言います。一部の味覚を感じない、味を全く感じられない、濃い味しか感じることができない、本来の味とは異なる味を感じるなど症状は人によってさまざまです。

原因も多岐に渡りますが、薬を飲んでいることで味覚障害が引き起こされることもあります。このような薬物性味覚障害は、服用する薬の数が増える高齢者に多いといわれています。

薬が原因で味覚障害が起こる理由

細胞へ亜鉛が取り込まれることを薬剤が妨げることがあります。これを亜鉛キレート作用と言います。亜鉛キレート作用のある薬剤を長期的に服用すると、多くの亜鉛が尿から排泄されて亜鉛不足が起こります。亜鉛が不足すると味覚を感じるのに必要な味蕾(みらい)という細胞の新陳代謝が十分に行われなくなり、味覚障害が引き起こされるというわけです。

また、唾液分泌を抑える作用のある薬も味覚障害を起こすことがあります。唾液は味覚成分を溶かし出す役目も果たしているため唾液の分泌量が減少すると味を感じにくくなるほか、味蕾がダメージを受けることもあるのです。

薬剤には味覚障害を直接あるいは間接的に引き起こすものが多くあるため、薬剤をたくさん服用している人ほど味覚障害を発症する可能性が高いと考えられます。

味覚障害はほとんどの場合、薬を服用して2~6週間ほどで症状があらわれてきます。味を感じにくくなった、食事がおいしくなくなった、食べ物の好みが変わった、不快な味を感じる、口が乾くといった症状が出てきた場合には医師や薬剤師に相談をしましょう。

味覚障害を起こす可能性のある主な薬

亜鉛の吸収を抑制する作用のある薬や、唾液分泌を抑える薬が味覚障害を起こしやすいといわれています。たとえば、次のような薬を服用すると味覚障害を起こす可能性があります。

  • 鎮痛剤
  • 抗アレルギー剤
  • 抗生物質
  • 利尿剤
  • 降圧剤
  • 抗うつ剤
  • 精神安定剤・睡眠薬
  • 抗てんかん剤
  • 高脂血症剤
  • 抗がん剤
  • 抗パーキンソン薬
  • 肝疾患治療剤
  • 痛風治療薬
  • 抗甲状腺剤

ただし、これらの薬剤を服用すると必ず味覚障害が起こるわけではありません。また、ご紹介した薬以外でも味覚障害を発症する可能性もあります。

味覚障害があり、このような薬を服用している場合には主治医に相談してください。

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