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味覚障害

抗がん剤投与による味覚障害の対策

更新日:2018/06/07 公開日:2016/05/20

抗がん剤の副作用による味覚障害について、ドクター監修の記事でお伝えします。抗がん剤の投与によって味覚障害が起こる仕組みや、症状を軽減するために必要となることを知っておきましょう。早めの対策が重要となります。

抗がん剤の副作用で味覚障害が起こることがあります。

味覚障害とは

舌の表面などには味蕾という味を感じる細胞が集まった器官があり、甘さや塩辛さ、すっぱさ、苦さといった味覚を感知しています。味蕾が味を感知するためには、水分が必要です。また、舌から信号を送る神経に障害が起こると味覚障害が起こります。

このような味覚障害は、亜鉛不足や病気のほか、薬剤による影響も大きいのです。

抗がん剤投与による味覚障害が起こる理由

抗がん剤の副作用のひとつに、味覚障害があります。

抗がん剤によって味蕾細胞や末梢神経が障害されるほか、放射線治療の副作用でも味蕾の数が減少することもあります。また、抗がん剤により亜鉛の吸収が妨げられて亜鉛が不足することも味覚障害が起こる原因です。

ほかにも、唾液分泌量の低下や舌苔(ぜったい)という舌に苔(こけ)のようなものができて感受性が低下するなど、口の中の環境が変わることも関係していると考えられます。

ただし、抗がん剤により味覚障害が起こる原因や治療法は明確になっていません。

抗がん剤投与による薬物治療が終わって3~4週間ほどで、味覚症状の症状は軽くなるといわれています。

抗がん剤投与による味覚障害の症状

抗がん剤を投与すると、味が全く感じられない、苦味などの特定な味しか感じられない、不快な味がするといった味覚障害の症状が感じられることがあります。

抗がん剤は、口内炎や口腔乾燥、歯性感染症(虫歯や歯周病が原因)、ヘルペス、カンジダ症などの口腔内トラブルも発症する可能性があります。このような病気も味覚障害の原因となるので、注意が必要です。

早期発見による対応で症状の軽減を

まずは、味がおかしいと感じるようになったら早めに医師に相談してください。抗がん剤の副作用による味覚障害は早期に発見することで改善を早めることができるといわれています。そのうえで、自分でできる対応策として口の中の環境を整えていきましょう。

口の中の汚れや乾燥、舌苔(ぜったい)によって味覚に異常が生じます。正しい歯磨きを習慣づけて、口の中を清潔に保ちましょう。食後には歯磨きだけでなく、舌のブラッシングもおすすめします。

うがいをして口の中をうるおすことも大切です。唾液の分泌を促すためにガムや飴を口にするのもよいでしょう。

また、亜鉛を積極的に摂取することも味覚障害の予防につながります。食事の栄養バランスも見直してください。

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