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味覚障害

味覚障害をともなう疾患のひとつである舌炎

更新日:2016/12/09 公開日:2016/05/20

舌炎(ぜつえん)は、味覚障害の原因となる病気のひとつです。舌炎とはどのような病気なのか、ドクター監修の記事でお伝えします。舌炎が起きると味覚障害になる理由や治療について、正しく理解しておきましょう。

味覚障害の原因となる舌炎(ぜつえん)とは、どのような病気なのでしょうか。

味覚障害とは

舌には味蕾(みらい)という味を感じる器官が集中して存在しており、甘味や酸味、塩辛味、苦味、うま味を感じることができています。この味覚感度の低下や消失が起きた状態が味覚障害です。味覚を感じられなくなる、なにも口にしていないのに不快な味を感じるなど症状はさまざまですが、本来の味を感じることができなくなってしまうのです。

舌炎とは

舌にできる炎症を総称して舌炎と呼んでいます。たとえば、次のような原因により舌炎が起こります。

  • 熱い飲食物によるやけど……炎症により焼けたようにピリピリと痛みます
  • 不適合義歯の使用……とがった部分などが舌の粘膜に触れるなどすると炎症が起こります
  • 舌カンジダ症……免疫不全が原因となり、舌に白い点々ができます
  • 鉄欠乏性貧血……貧血により舌の粘膜が萎縮して舌表面が赤く平らになり、ピリピリと焼ける感じがします
  • 悪性貧血……ビタミンB12や葉酸の欠乏によって、ハンター・メラー舌炎の原因となります
  • オスラー病……全身に出血が起こりやすくなる病気です。舌に赤い点々ができます
  • イチゴ舌……猩紅熱(しょうこうねつ)や川崎病によって、イチゴのように赤くブツブツした舌になります
  • 黒毛舌……黒い色素をつくり出す菌が口の中で増殖し、黒い毛が生えたような舌になります

舌炎で味覚障害が起きる理由

舌は小さな突起に覆われており、ざらついている状態が正常です。この表面に味を感じる味蕾があります。

舌炎になると味蕾のある舌の表面が赤くなり、食べ物を食べるとしみたり痛みを感じたりするため、味を見分けにくくなり味覚障害が生じます。

舌炎により味覚障害の治療

舌炎は原因がわからないことや、治療をする必要がないことがほとんどです。しかし、舌炎から貧血をはじめとした全身疾患が見つかることがあるので注意してください。

舌の状態を確認し、病気や感染症の疑いがある場合には、検査や治療を行います。

ただし、ほとんどの場合、歯磨きやうがいを正しく行って口の中を清潔にしていれば問題ありません。念のため、医師の診察を受けるとよいでしょう。

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