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味覚障害

味覚障害の治療法

更新日:2016/12/09 公開日:2016/05/20

味覚障害の治療について、ドクター監修の記事でお伝えします。味覚障害が起きる原因はさまざまなため、原因に適した治療を行う必要があります。また、正しい治療を行うために重要となる検査方法もご紹介します。

味覚が減退して味を感じられなくなる、特定の味がわからなくなる、異常な味がする、常に不快な味を感じるといった症状が起こる味覚障害を治療する方法をお伝えします。

味覚障害の治療法は原因によって異なる

味覚障害の原因は多岐に渡るため、治療法は原因によって異なります。

亜鉛欠乏症

1日9mgの亜鉛を摂取する必要があります。牡蠣(かき)をはじめとして亜鉛を多く含む食材、例えば牡蠣や豚のレバーなどを意識して摂取しましょう。食生活の改善だけで対応できない場合には、薬剤を用いて亜鉛を補給します。

唾液分泌低下

唾液分泌促進剤を投与します。保湿成分や抗菌酵素を含んだジェルや洗口剤を用いることもあります。場合によっては、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)などの漢方を処方されることもあるでしょう。

鉄欠乏性貧血

不足している鉄分を投与します。舌に炎症が起こるPlummer-Vinson症候群が起きている場合には、ステロイド軟こうや口の中、のどを洗浄・消毒するためのうがい薬が処方されるでしょう。

カンジダ症

抗真菌薬の内服や外用薬が処方されます。口の中や義歯を常に清潔に保ち、不適合義歯がある場合は歯科医院を受診して義歯の修正、もしくは再製をしてもらいましょう。

心因性

対症療法に加え、心療内科や精神科などの専門医による診察が重要となります。

薬剤性

原因となっている薬剤の服用を中止することが基本です。病気によっては中止できない薬もあるでしょう。治療中の病気を担当している医師と連携して味覚障害の治療を進めていくことになります。

味覚障害の診断に必要となる検査

治療で重要となるのが、正確な診断です。症状や経過、治療中の病気、服用中の薬を確認したうえで口の中を診察して、次のような味覚検査を行います。

電気味覚検査

電流を通電して舌などの神経領域の反応を測定します。神経障害を調べるのに有効な検査です。ただし、味質の測定は酸味に関してしかできません。

濾紙(ろし)ディスク法

甘味・塩辛味・酸味・苦味を5段階に分けた各サンプルに濾紙を浸した後、舌などの神経領域に濾紙ディスクを置いて判定します。味質ごとに異常を確認できるのが、濾紙ディスク法のよいところです。

一般的に電気味覚検査と濾紙ディスク法の両方の検査を行って正確な診断を行います。さらに、貧血やほかの病気を確認するために血液検査などを追加することもあるでしょう。

味覚障害の治療を受けるには

味覚障害に関する専門的な治療を受けるには、耳鼻咽喉科の受診が基本となります。味覚専門外来を設置している病院もあるので、探してみるとよいでしょう。

ただし、病気が原因で味覚症状を起こしている場合には、その病気の治療を行うことが重要です。原因がわかっている場合には、それぞれの病気に適した病院を受診することをおすすめします。

たとえば、口の渇きや食欲不振、倦怠感、立ちくらみといった症状をともなう場合には、内科を受診するとよいでしょう。義歯が適合しておらず清潔を保てていない、もしくは口の中を清潔にする必要がある場合には歯科を受診する必要があります。

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