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逆さまつげ

まつげの生え方が原因の逆さまつげ「睫毛乱生」とは?

更新日:2017/02/23 公開日:2016/06/16

「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」とは、まつげの生え方が不ぞろいなため、一部のまつげが眼球を傷つけてしまうことで起きる逆さまつげの原因となる病気です。ここでは、睫毛乱生についてドクター監修のもと詳しく解説します。

逆さまつげの一因である「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」。その特徴や症状、治療法について紹介します。

睫毛乱生(しょうもうらんせい)とは

いわゆる「逆さまつげ」の主な原因は、2つあります。1つが「眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)」、もう1つが今回解説する「睫毛乱生」です。

睫毛乱生とは、外にカールするはずのまつげが本来の向きではなく、内向きに生えて眼球に当たってしまい、角膜などに傷がついてしまうことをいいます。人によって眼球に当たるまつげの本数は1本から数本とそれぞれ異なります。この症状はまぶた自体の問題ではなく、まつげの毛根部の炎症が原因でまつげの生え方がいびつになってしまうことが原因だといわれています。

一方、眼瞼内反症はまぶたに原因があるといわれています。眼瞼内反症については『まぶたに原因がある逆さまつげ「眼瞼内反症」とは』で詳しく解説しています。

睫毛乱生のさまざまな症状

睫毛乱生が起こると、まつげが眼球を刺激することでさまざまな症状が出てきます。主な症状は、目がゴロゴロ、ちくちくするといった異物感や、目やにが生じるたり、涙がでてきてしまうことです。医学的には結膜炎、角膜炎を起こしており、。場合によっては、角膜潰瘍などが起き、視力に悪影響を及ぼすこともあります。

乳幼児の場合は、瞬きの回数が多くなる、光をやたらとまぶしがる、涙を流す、目の充血といった症状が出ます。そのような場合は、睫毛乱生であることも考えられますので保護者が注意する必要があります。

角膜潰瘍とは

角膜潰瘍は、角膜に傷がつき、その部分に細菌やウイルス感染を併発し、角膜の欠損が深くなった状態をいいます。潰瘍の部位が中央部に及ぶ場合は、視力の低下や失明の危険もあり、角膜の病気の中でも、かなり重症の部類に入ります。

角膜が傷を受け、潰瘍化すると角膜に灰白色の濁りが生じます。この濁りが潰瘍です。同時に、視力の低下や目の充血、痛み、まぶたの腫れなどが起こります。涙目になるのも特徴です。潰瘍が進行し、大きくなるにつれて痛みも強くなります。

睫毛乱生の治療法

睫毛乱生の治療は、先天性の場合、成長にともなって自然に治ることも期待できますが、症状が強い場合は、抗菌剤などの点眼薬や角膜保護剤で症状を和らげ、しばらく様子を見ます。ただし、症状があまりに強かったり、いつまでも症状が続いたりする場合は手術を行います。また、まつげを抜くという方法もありますが、結局生えてきて、くりかえしてしまうので、根本的な治療のためには手術が必要になる場合も多いです。

また、眼球に当たるまつげの本数が多く広範囲に及ぶ場合と、当たるまつげが一部に限られる場合とでは、治療法が異なってきます。また上のまつ毛が原因か、下のまつ毛が原因かによっても、治療法は異なってきます。広範囲に及ぶ場合は、手術をするのが一般的です。それほど症状が重くないケースでは、まぶたの縁を切開して皮膚をずらす、またはまつげの下の部分を切開し、まつげを外向きに反転させるといった方法などが選択されます。

睫毛乱生の手術には、他にもまつげの毛根を電気の針で焼いてまつげを永久脱毛する睫毛電気分解や、冷凍凝固・アルゴンレーザー光凝固など、まつげの毛根を壊すような方法があります。

治療法についての詳細は『逆さまつげの治療法にはどんなものがあるの?』を、手術法についての詳細は、『逆さまつげの手術法にはどんなものがあるの?』をご覧ください。

睫毛乱生のまとめ

逆さまつげの一種である睫毛乱生は、まつげの毛根部の炎症が原因でまつげが内向きに生えてきてしまう状態といわれています。先天性の場合、成長すると自然に治る場合もありますが、いつまでも症状が治らなければ手術を行うことになります。睫毛乱生は、視力の低下などを招く可能性のある角膜潰瘍などの病気を招く可能性もありますので、注意しましょう。

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