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顔面神経麻痺

顔面麻痺の後遺症について

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/16

顔面神経麻痺には、完全に治るケースも多く見られますが、神経障害が重度だったり、診断や治療が遅れたりした場合は、後遺症が残ってしまうことがあります。ドクター監修の記事で、顔面神経麻痺の後遺症にどんなものがあるのかを紹介します。

顔面神経麻痺の後遺症には、さまざまなものがありますが、代表的な後遺症を紹介します。後遺症と言っても障害の程度や発症から治療までの期間、治療期間やリハビリの程度によっても変わってきます。

目と口が一緒に開く(麻痺発症後 約3~4か月で出現)

顔面神経麻痺の後遺症で、もっとも多いといわれているのが、口を尖らせると目も自然に閉じてしまう、目をつぶると口角がつり上がってしまうなど、口の開閉にともなって目が一緒に動いてしまう現象です。これを「病的共同運動」と言います。

顔面神経麻痺は、表情筋の動きをつかさどる顔面神経が損傷を受けることで起こる病気で、傷んだ神経線維は、やがて自分で元通りに再生しようとします。しかし、このときに、神経の根元は同じのため断裂した神経線維の先が、間違って他の表情筋を支配する神経につながってしまうと、病的共同運動が起こってしまうのです。つまり病的共同運動は、神経の混線によって起こる後遺症です。

食事のときに涙が出る(麻痺発症後 約1~2か月で出現)

顔面神経には、表情筋の動きを支配する以外に、涙腺や唾液腺に分泌刺激をもたらす役割もあります。そのため、顔面神経麻痺になると、涙の量が減って、目が乾きやすくなることがあります。この場合も、傷ついた神経線維は、やがて自己再生しようとしますが、その際に、涙をだす神経と唾液をだす神経が混線してしまうことがあるのです。すると、食事のときに唾液が分泌されると、涙がポロポロ出てしまうという「ワニの涙」と呼ばれる後遺症が現れるようになります。このように呼ばれるようになったのも、ワニは食事の時に涙を流しながら食べていることからきています。

アブミ骨筋性耳鳴り

顔面神経には、大きな音がしたときに、鼓膜を収縮させて耳を保護する「アブミ骨筋」の筋肉の運動に関係する「アブミ骨筋神経」も含まれています。神経線維が再生する際に、このアブミ骨筋神経と表情筋を動かす神経が混線すると、目を閉じたリ、口を動かしたりとしたときに、アブミ骨筋が収縮して、耳鳴りや一過性の難聴が後遺症として現れるようになります。

顔面が痙攣(けいれん)する

本人の意志とは関係なく、片側の顔の筋肉がピクピクと勝手に痙攣(けいれん)するようになることを「顔面痙攣」と言います。顔面神経麻痺の後遺症で、この顔面痙攣が起こることがあります。顔面神経麻痺の後遺症の顔面痙攣は、麻痺側の顔全体に痙攣が起こるケースと、口と目の周りにだけ局所的な痙攣が起こるケースがありますが、いずれの場合も、一般的な顔面痙攣に比べると、動きが小さいことが多いようです。

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