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橋本病

橋本病にかかったら妊娠できないの?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/25

橋本病というと、妊娠できなくなったり、赤ちゃんに障害が出たりするなど、妊娠・出産・胎児の発育への悪影響を心配している方も多いと思いますが、実際のところは、どうなのでしょうか?今回は、そんな疑問にお答えしていきます。

橋本病が妊娠や出産などに、影響を及ぼすかどうかを見ていきましょう。

橋本病であっても甲状腺機能が正常なら妊娠・出産は可能

橋本病が進行すると、甲状腺の機能が低下し、甲状腺ホルモンが不足した状態になることがあります。甲状腺ホルモンは、卵巣の機能に大きく影響し、胎児の成長にも欠かせないホルモンです。このため、橋本病になると、妊娠できなくなったり、胎児の発育に悪影響を及ぼしたりするのではないかと、不安に感じている方もいるようです。

たしかに、橋本病をはじめとする「甲状腺機能低下症」で、甲状腺ホルモンが少なくなると、無排卵になって、妊娠しにくくなることがあります。しかし、これは治療を受けずに病気を放っておいた場合の話です。きちんと治療を受け、血液中の甲状腺ホルモンの値を正常に保っていれば、妊娠や出産、胎児の発育に、悪影響を及ぼす可能性を下げられる可能性があります。また、橋本病であっても、甲状腺機能が正常な場合も妊娠や出産への影響は少ないといえます。

橋本病の治療中の不妊・生理不順について

甲状腺ホルモンが不足した状態のまま、治療をしないでいると、月経の量が多くなったり、月経周期が長くなったり、月経の期間が長引いたりするなど、月経に異常が現れることがあります。しかし、この場合も、適切な治療を受け、血液中の甲状腺ホルモンの値を正常に維持することで、症状が改善される可能性が高いです。

橋本病の治療をきちんと行っているのに、月経にトラブルや妊娠しづらい場合は、甲状腺機能とは違うところに、なんらかの原因があることが考えられます。

妊娠・出産・授乳につていて

妊娠期間中の前半は、甲状腺機能が変化することがあるので、橋本病がある人は、1~2か月おきに受診し、病気の状態や体調の確認が必要になることがあります。また、妊娠中のホルモン剤の服用を心配する人もいますが、身体の中で作られるホルモンと同じものなので、妊娠や出産への悪影響を及ぼす可能性は極めて低いです。甲状腺ホルモンは、母体の代謝を正常にするために必要不可欠なものなので、自己判断で服用をやめないようにし、心配な場合は医師に相談しましょう。

また、甲状腺ホルモン剤は、乳汁にわずかにしか分泌されないので、授乳中の服用も問題ないとされています。

橋本病は産後の急な病変に注意

橋本病は、産後に病状が変化することが多く、産後6か月ごろまでに、「無痛性甲状腺炎」になることがあります。無痛性甲状腺炎とは、なんらかの理由で甲状腺が壊れ、蓄えられていた甲状腺ホルモンが血液中に漏れ出てしまう病気です。

無痛性甲状腺炎になると、血液中の甲状腺ホルモンが増え、動悸、暑がり、体重減少など、「甲状腺機能亢進症(甲状腺ホルモンの分泌量が過剰になる病気)」の症状が現れます。しかし、3~4か月以内に自然に治まると、今度は、血液中の甲状腺ホルモンが少なくなり、むくみ、寒がり、体重増加など、「甲状腺機能低下症」の症状が現れ、それが長引く人もいます。ですので、産後もきちんと通院をすることが大切です。

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