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糖尿病

代謝や血行不良が原因の糖尿病性ニューロパチーの症状

更新日:2018/05/11 公開日:2016/06/23

堺浩之先生

この記事の監修ドクター

さかい医院 院長

堺浩之先生

糖尿病性ニューロパチー(神経障害)は、主に末梢神経である感覚・運動神経と、自律神経に起こります。ここでは、それぞれの神経障害で現れる症状とその原因について、ドクター監修のもとで詳しく解説します。

糖尿病性ニューロパチーは、末梢神経である感覚・運動神経や自律神経に起こります。それではさっそく、その症状を見てみましょう。

糖尿病性ニューロパチーの症状:感覚・運動神経

糖尿病性ニューロパチーの初期の段階では、しびれや痛みを指先などの末端部分に感じます。進行していくと、冷たさや熱さ、痛みなどを感じることができなくなります。そのために起こるのが、コタツや夏の砂浜で熱さに気づかず知らない間にやけどをしたり、靴に石が入っていても気がつかなかったりするトラブルです。感覚がないために傷の発見が遅れ、加えて、高血糖のため傷が治りにくく、適切な治療が遅れることになります。そうなると、化膿して壊疽(えそ)を招き、最悪の場合は身体の一部を切断しなければならないことも考えられます。

しかしその一方で、神経が異常に反応し、強い痛みを感じるのも神経障害の特徴です。また、進行によって神経の異常が起きている範囲が、身体の中心部へと広がっていきます。運動神経が障害を受けた場合には、筋肉に力が入らない、顔面の神経麻痺などの症状が現れます。

糖尿病性ニューロパチーの症状:自律神経

糖尿病性ニューロパチーは進行してくると、自律神経にも影響を与えます。胃もたれや便秘、下痢、立ちくらみ、排尿障害、勃起障害といったものが代表的な症状です。

糖尿病性ニューロパチーの原因について

糖尿病性ニューロパチーの原因は、高血糖による代謝不良と血行障害によるものです。

代謝不良

高血糖の状態が続くと、酵素の働きによって神経細胞の中にソルビトールという物質が蓄積され、神経細胞がダメージを受けて感覚が感じられなくなることや、逆に過剰に刺激を感じるようになります。手足の先から起こる左右対称の感覚障害や自律神経障害がこれにあたり、多発性ニューロパチーと呼ばれます。

動脈硬化による血行障害

高血糖によって血流が低下した結果、神経に酸素や栄養が十分に届かないことで起こる障害です。虚血性ニューロパチーとも呼ばれ、血行不良の場合には、左右非対称で起こり、1本の神経だけが障害を受ける場合もあります。

糖尿病性ニューロパチーにはさまざまな症状がありますので、気になる症状が現れた場合には早目にドクターに相談しましょう。

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