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縮毛矯正とストレートパーマは何が違うの?

更新日:2017.12.13
公開日:2016.07.27
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この記事の監修者
モードケイズ FCオーナー パーマ教育部 部長 中村猛

縮毛矯正について、専門家の監修で詳しく解説します。縮毛矯正とストレートパーマの違いから、縮毛矯正をした髪を長く維持するポイントまで正しい知識を身につけておきましょう。クセ毛に悩んでいる人はぜひチェックしてください。

縮毛矯正について詳しく解説します。

縮毛矯正とは

縮毛矯正は強いクセのある髪をまっすぐに伸ばすことができる施術のこと。ストレートパーマよりも髪を矯正する力に優れているので、頑固なクセ毛に悩んでいる人におすすめです。

湿気の多い時期に髪がまとまらなくて困っている、ストレートパーマやヘアアイロンではクセをきれいに伸ばすことができない、といった悩みのある人は縮毛矯正を検討してみてはいかがでしょうか。

縮毛矯正とストレートパーマの違い

縮毛矯正とストレートパーマは同じものだと考えられている場合がありますが、厳密には髪をまっすぐにする仕組みが異なります。2つの違いについてみていきましょう。

縮毛矯正で髪がまっすぐになるメカニズム

縮毛矯正はクセのある毛をほぼ完全にストレートにする技術です。

まず、髪の主成分であるケラチンの結合を還元剤で一度切断してから、髪をストレートに矯正します。ケラチンは髪の内部で結びついており、それによって髪が形作られているのです。それを一度切断して自由に髪の形状を変えるというわけです。そして、切断したケラチンを再び結合する酸化剤を使って髪をストレートの状態に固めてしまいます。

この際、薬剤だけでなくヘアアイロンの熱を加えるのが縮毛矯正剤の特徴です。高熱を与えることによりねじれが生じているクセ毛をまっすぐに矯正する働きが強まるのです。

ストレートパーマで髪がまっすぐになるメカニズム

ストレートパーマも縮毛矯正と同様に薬剤を使って結合を切断して再結合することで髪を伸ばします。しかし、ストレートパーマでは基本的に熱を加えません。ストレートパーマと縮毛矯正の基準はあいまいになっているのが現状ですが、熱を加えるかどうかが縮毛矯正とストレートパーマの大きな違いと考えてよいでしょう。高熱を利用する分、縮毛矯正は髪へ与えるダメージが大きくなります。また、縮毛矯正のほうが施術に時間がかかり、料金も高い傾向があります。

縮毛矯正をかけるとどのくらいもつの?

一度縮毛矯正をかけた部分の髪は半永久的にストレートになりますが、新しく生えてくるのはくせ毛のままなので、ストレートヘアを維持したいのなら定期的に縮毛矯正をかける必要があります。

縮毛矯正した髪をきれいに保つポイント

縮毛矯正でまっすぐに伸ばした髪を長持ちさせるポイントは次の3つです。

当日のシャンプーは控える

縮毛矯正した当日にシャンプーをすると、髪をストレートに固定するために使用した酸化剤が流れてしまいます。

使用した酸化剤が流れてしまいます。酸化剤がしっかりと定着するまで最低でも24時間はシャンプーしないことをおすすめします。可能であれば、シャンプーやボディソープ、石けんなどでの洗髪は、施術後48時間は控えてください。

ただし、現在使われている縮毛矯正用の薬剤は性能がすぐれているため、当日にシャンプーしても問題ないこともあります。しかし、薬剤の性能に加えて髪質や髪の長さなども薬剤の定着に関係してきます。やはり念のため、翌日まではシャンプーを控えたほうがよいでしょう。

同日のカラーリングは避ける

矯正縮毛もカラーリングも、キューティクルを開く作用のあるアルカリ成分の薬剤を使用します。髪へかなりの負担をかける強い成分ですから、同日にカラーリングを行ってしまうと、多大なダメージが髪に加わることになります。髪へダメージを与えないために、カラーリングは必ず日を置いてから行いましょう。

跡がつくような髪型を避ける

施術してから2日間は、ゴムなどで髪を束ねるのは控えるようにしましょう。束ねたところに跡がついたままになってしまいます。

縮毛矯正の注意点

縮毛矯正がうまくいけば、髪がきれいなストレートになるので、毎日のスタイリングがグッと楽になります。しかし、縮毛矯正は強い薬剤とアイロンの熱を使うため、髪に大きなダメージを与えてしまいます。このため、髪のねじれている部分が折れやすい「捻転毛」や、髪の毛に太い部分と細い部分がある「連球毛」の場合は、髪が切れてしまう可能性があり、縮毛矯正に向いていません。

それだけでなくエイジング(加齢)によるクセは、通常の縮毛矯正の薬剤では真っすぐにならないことがあります。施術の際はスタイリストとしっかり相談してから臨むようにするとよいでしょう。

髪へのダメージに注意!

縮毛矯正は強い薬剤と高熱を利用するため、髪に与えるダメージがとても大きいのが問題です。縮毛矯正をして髪をまっすぐに整えたとしても、ダメージによるパサつきやツヤがなくなるといった影響が現れる可能性があります。クセがあまり強くなく、ストレートパーマで対応できる人は無理に縮毛矯正を選択しないようにしましょう。

縮毛矯正は美容師にお願いするのがおすすめ

自宅で縮毛矯正を行える商品も市販されています。美容室でやってもらうよりお金がかかりませんが、素人がきれいに仕上げることはなかなか難しいでしょう。

美容室では、縮毛矯正をする前に髪の状態をチェックします。そして、髪に合わせて薬剤の種類や量、薬剤を塗布した後の放置時間の調整をしているのです。このように、縮毛矯正には美容師の技術と経験がいかされているのです。仕上がりを重視するのであれば、サロンで施術を受けたほうがよいでしょう。

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