ドライヤー
ドライヤーの使い方と正しい髪のお手入れ方法
更新日:2018/03/02 公開日:2016/07/26
この記事の監修専門家
LOUIMADNA栄店 店長 兼 トップスタイリスト
玉井浩太
ドライヤーは正しく使うと髪を美しく健康的に保つことができます。ただし、やり方を間違えると髪を傷めてしまうので注意が必要です。ドライヤーの使い方を学んで、ツヤのあるサラサラヘアを目指しましょう。
ドライヤーは正しい方法で使うことが大切
ドライヤーは高温の風が出るため、熱で髪を傷める恐れがあります。乾かし過ぎて髪にダメージを与える可能性もあります。しかし髪は自然乾燥するよりも、ドライヤーを使って乾かしたほうが美しく健康的な状態を保てるのです。
とはいえ、ただ乾かせばいいというわけではありません。正しい乾かし方をすることにより、翌朝の髪のツヤやまとまり具合、ボリュームに違いがでてくることでしょう。
濡れた髪にドライヤーを使ってはいけない理由
濡れた状態のままドライヤーをかけてはいけません。ドライヤーを使う時間を少しでも短くするために、タオルドライで水気をしっかり吸い取っておきましょう。特に毛先は傷みやすいので、できる限りドライヤーをあてる時間を短くしたいところです。
また、ドライヤーの風をあてる向きにも気をつけましょう。顔の真横からドライヤーをあてると、風が下へ流れていきません。髪をまんべんなく乾かすことが難しくなり、ドライヤーを使う時間がどうしても長くなってしまいます。風の流れをつくるだけでなく、キューティクルを閉じやすいように、ななめ上からドライヤーの風をあてるようにしましょう。
ドライヤーで髪を乾燥させる前の準備
濡れた髪にいきなりドライヤーをかけるのは避けたほうがよいでしょう。髪のダメージを抑えるためには、次の準備が重要となります。
タオルドライで水分を取ってから使う
お風呂場で髪を絞って余分な水分を取り除いておきます。特にロングヘアの人はしっかりと絞っておきましょう。そして、吸水性の高いタオルで水分をしっかりと吸い取るように乾かします。毛先はタオルで挟み、軽くたたくように水分を吸い取りましょう。地肌はマッサージするようにやさしく拭いてください。キューティクルを傷つけてしまうので、決してごしごしとこすって摩擦を発生させてはいけません。
タオルドライでは、髪の7割ほどを乾かすのが理想です。タオルドライをしっかりと行って、ドライヤーを使う時間を短縮しましょう。
コームで髪をとかしながら乾かす
髪がひっかからないように、目の粗いコームで髪をとかします。このとき、前髪や分け目を整えるようにしましょう。洗い流さないトリートメントやクリーム、ヘアオイルをつけてからコーミングすることをおすすめします。
ヘアオイルを使うのもおすすめ
ドライヤーの前に、ドライヤーの熱や乾燥から髪を守る働きのあるヘアオイルを使うとよいでしょう。頭皮が乾燥しがちなときには、頭皮に化粧水や美容液を塗ることもおすすめです。
ドライヤーを使った正しい髪の乾かし方
髪から10~20cmほど離して、風が同じ場所にあたらないように気をつけながらドライヤーをかけます。頭を下に向けると根元を乾かしやすいでしょう。
髪の中間部分はななめ45度上から風をあてるようにします。こうするとキューティクルの流れに沿って風があたるので、髪を傷めにくくなります。毛先は内側からくるんと軽く丸めるようにしながら、ななめ上から風をあてていきます。
ドライヤーで8割ほど乾かすことができたら十分です。乾かし過ぎると頭皮が乾燥してしまうので注意してください。
熱風で髪が熱くなったら、途中で冷風に切り替えましょう。仕上げに冷風で整えるとキューティクルが収縮し、ツヤのあるサラサラヘアに近づきます。
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