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乾燥が老化を加速させる!更年期の保湿ケア

更新日:2016.12.09
公開日:2016.08.24
ドクター画像
この記事の監修者
松井クリニック院長 松井潔

乾燥は老化を早めるといわれ、肌にとって大敵です。しかし、更年期になるとどうしても乾燥を感じやすくなり、かゆみなどの症状も引き起こします。ここではドクター監修のもと、更年期における保湿ケアのポイントや注意点について解説します。

更年期に乾燥やかゆみを訴える方が増えてきますが、それはなぜでしょうか。更年期と乾燥のメカニズムを知って、乾燥対策のケアをマスターしましょう。

更年期に肌が乾燥する理由は?

更年期は、女性ホルモンが急激に減少します。なかでも、エストロゲンの減少によってハリや弾力を支えているコラーゲンやエラスチンが減ってしまいます。さらに、加齢によって肌の代謝そのものも落ちてきて、肌を守るバリア機能も低下します。

このバリア機能が低下すると肌は乾燥しやすく、これまでなんともなかった小さな刺激にも敏感に反応してしまいます。ひどいときには、かゆみや炎症を招くこともあります。よく「更年期になったら肌がかゆい」といわれるのも、乾燥による影響が高いと言えます。

ただし、肝臓や甲状腺の病気、糖尿病などによって乾燥やかゆみを引き起こしている場合もあります。保湿ケアを行っても症状がおさまらない場合は、早めに皮膚科の受診をしましょう。

正しい保湿法を学ぶ

乾燥を防ぐためには、うるおいを与えて逃さないケアがポイントです。「うるおい」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは化粧水かと思われますが、水分がメインになっている化粧水は時間とともに蒸発してしまうため、十分な保湿ケアとは言えません。

押さえておきたいのは、肌内部の水分を蓄えるための保湿成分です。角質細胞をしっかり結びつける細胞間脂質であるセラミドなどの保湿成分を配合したクリームなどで肌を保護することも必要です。化粧水で保水した後は、油分を含む化粧品でフタをすることがポイントです。

また、内面からのケアとしてコラーゲンを多く含んでいる食品、ビタミンE、女性ホルモンと似たような働きをすることで知られているイソフラボンを含む食品を積極的にとり入れて、身体の栄養状態を整えておくこともおすすめです。

入浴時に皮脂を摂り過ぎないように注意

お風呂上りに、肌がかゆくなることはありませんか。入浴が、乾燥を加速させているケースは多いものです。たとえば、熱いお湯は肌を乾燥させてしまいます。乾燥が気になる方は、38度ぐらいのぬるま湯で洗いましょう。

また、長時間に渡って湯船に浸かるのも肌を守っている皮脂やNMF(天然保湿因子)まで流出させることになり、肌を乾燥させる原因となります。もしも、お風呂に入るたびに、ボディソープなどで肌をゴシゴシと洗っている方は要注意です。

皮脂を取り過ぎてしまうと、これも乾燥肌の原因になります。ときには、ぬるま湯だけで洗う日をつくってもよいかもしれません。

そして、お風呂上りの保湿ケアは5分以内に行うのが理想的。時間が経つと、肌の水分が蒸発してせっかく与えるクリームなどの油分がなじみにくくなってしまうのです。顔もボディもしっかり保湿していきましょう。

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