スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

サポーター

肩こりをやわらげるテーピングの巻き方

更新日:2017/03/17 公開日:2016/08/25

肩こりを発症する原因と、肩こりの症状を和らげるためのテーピング方法について、ドクター監修の記事で解説しています。目的別で選ぶべきテープの種類や特徴、貼る際・巻く際の注意点もあわせて紹介します。

肩こりは、高年、若年問わず幅広い年齢に多く発症します。こちらのページでは、肩こりを引き起こす原因となる行動や、症状を和らげるためにできるテーピング方法について解説します。

肩こりの原因、肩こりにともなう病気

肩こりの原因には、主にデスクワーク中心の生活、姿勢が悪い、眼精疲労、運動不足、ストレスなどがあげられます。これらは日常生活を送る中で肩や首などの筋肉にかなり負担をかけてしまいます。そのため、慢性化した場合に肩こりの症状が出ると考えられます。

また、肩こりに似た症状を引き起こす可能性のある病気については、肩関節周囲炎(俗に言う四十肩・五十肩)や変形性頚椎症、胸郭出口症候群、心筋梗塞などが考えられます。

肩こりを和らげるテーピング法とは

肩こりを引き起こさないためには、血行改善と疲労回復を促す必要があります。その方法として、テーピングを用いるのもひとつの手です。ただし、テーピングはあくまで血行促進をサポートする程度のものであり、直接肩こりを治療できるわけではない点を念頭において利用しましょう。

テープはキネシオテープか、スパイラルテープを使用

肩こりのテーピングで使用するテープは、専用のものを使用しましょう。

関節の固定を目的としたテープは伸縮性がないため、不向きです。肩こりなど日常生活をサポートするテーピングは、筋肉の動きを妨げないよう伸縮性の高いテープを用います。肩こりの症状緩和のためにテーピングをする際は、使用するテープの種類を間違えないように注意しましょう。

肩こりの症状緩和に使用できるテーピング用テープは、以下の2種類があげられます。

・キネシオテープ(キネシオテックス)

キネシオテープの特徴は、筋肉と同等の伸縮性を持っていることです。筋肉の流れに沿って貼ることで筋肉の動きをサポートし、痛みを軽減させます。伸縮効果で体内に適度な隙間を作り、血液やリンパ液の流れを改善する他、疲労成分の蓄積を軽減するために使用されることもあります。

・スパイラルテープ(クロススパイラルテープ)

筋肉のサポートをするキネシオテープに対し、神経への作用に着目したものがスパイラルテープです。痛みにつながるような身体の歪みを改善する目的で使用されます。

肩こりに有効とされるテーピングの巻き方

<キネシオテープを使用する場合>

  1. キネシオテープを鎖骨の肩側にある膨らみから首の付け根くらいの長さに切ります。
  2. 腕を自然に下した状態にしましょう。
  3. 鎖骨の肩側の膨らみのある部分にテープの端を止めます。
  4. 首をテーピングするのとは逆に倒し首筋を伸ばします。
  5. もう片方のテープの端を首筋に沿って毛の生え際まで貼り付けます。
  6. テープが長すぎた場合は端を切って調節します。

<スパイラルテープを使用する場合>

  1. 乳頭線(鎖骨中央線:鎖骨中央を通る線)からまっすぐ上の位置にエクセルテープBタイプを貼り付けます。
  2. 左肩は、峰(肩甲骨)よりも前方にエクセルテープBタイプを貼り付けます。右肩は、峰よりも後方に貼り付けます。

どちらも痛みを緩和する作用がありますが、テープにより貼り方・巻き方は大きく異なります。使用されるテープがどちらなのか、貼り方、巻き方をしっかり理解したうえで使用する必要があります。

肩こりのなかで、検査や治療を必要とするものも

肩こりには、肩をほぐしたり、軽い運動を行うことで改善するものもあれば、さまざまな対処法をもってしてもよくならないものもあります。

こりの症状が長く続いていたり、頭痛や目の痛み、嘔吐、手や腕の痛み・しびれ、口が開きにくいなどの症状がある場合は、ほかの病気が原因となっているケースも考えられますので、医療機関の診察を受けたほうがよいでしょう。何科を受診すべきかについては、『整形外科?脳神経外科?肩こりを治す病院の選び方』を参考にしてください。

テーピングの注意点

テーピング使用中は、そのまま入浴することも可能です。しかし、貼っている部分をあまりこすらないようにしましょう。かゆみやかぶれが出てきたらすぐにはがし、医師に相談してください。

キネシオテープも、スパイラルテープも、湿布のように肩の痛みを感じる部分に直接貼ればよいというものではありません。テーピングを行ううえで筋肉の走行や歪みを引き起こしている箇所を理解しておく必要があります。簡単に購入でき、使用しやすい面もあるだけに、貼り方が異なれば効果がみられにくいということを理解しておきましょう。

テーピングは、人によって身体の歪みや骨格などに差異があるため、微妙な調節が必須となります。また、貼るときの力の入れ方ひとつで効果が左右される繊細なものです。安易に行うと血行不良が加速するなど別のトラブルに発展するおそれもあるため、テーピングを用いる際は、一度専門家に体格や肩こりの原因を診てもらい、指導を受けておくことをおすすめします。

テーピングを巻くことで痛みが強まってしまったり、痛みが変化しない場合は、医師の診察を受けましょう。

監修協力:医療法人石井会渋川伊香保分院・いっしん 柔道整復師 前原隆哉

テーピングについての関連記事

サポーター サブテーマ

テーピング 記事ランキング

fem.リサーチ