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腰痛を緩和させるテーピングの巻き方

更新日:2016/12/09 公開日:2016/08/25

腰痛を和らげるテーピング方法をドクター監修の記事で紹介しています。腰痛の原因や、腰痛の痛みを緩和するメカニズム、腰痛の症状緩和を目的に使用するテーピングの種類などについても詳しく説明します。

腰痛に対するテーピングの使用は、原因によっては有効です。正しい巻き方と注意点さえ知っておけば、痛みを緩和することが期待できます。腰痛にテーピングを用いる場合の使い方や注意点などについて、詳しくみていきましょう。

腰痛が起こる要因、整形外科的病気

腰痛の原因には、筋力低下や筋肉の緊張、血流の悪さなどがあげられます。

筋力の低下や筋肉の緊張が起こると、筋肉内部を通る血管やリンパ管の血液、さらにはリンパ液の流れも悪くなります。血液は必要な栄養を送り、リンパ液は老廃物などの不要なものを流しているため、どちらも流れが悪くなると痛みやしびれなどの異常へとつながります。

この状態が腰周辺で起こったり、腰の筋肉につながる部位で起こったりすると、腰痛の症状が現れることがあります。

しかし、これらが原因で起こる腰痛は、血液やリンパの流れを改善すれば、症状の軽減が期待できます。血管やリンパ管を圧迫している筋肉の緊張を改善したり、低下した筋力のはたらきをサポートしたりすることが必要です。

そのような筋力低下、筋肉の緊張を改善する方法のひとつがテーピングです。ただし、テーピングを行うことで痛みが完全に解決しないこともあるため、様子を見ながら早めの医療機関の受診をおすすめします。

もし、専門医の診断を受けないままテーピングだけで対応していると、場合によっては腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、脊椎分離症・脊椎すべり症、骨粗鬆症などの病気を見逃しかねません。これらの病気は加齢による椎間板などの変形といった筋肉以外の部位に起因するものです。

姿勢の悪さが加わって痛みが悪化することがありますが、テーピングで和らげられるのは痛みです。椎間板をはじめとする根本的な原因部分は、専門医にかからなければ治療できません。

腰痛を緩和させるためのテーピングの貼り方

使用するテーピングは非伸縮性のものではなく、伸縮性の高いキネシオテープを使用しましょう。もしくは、ステッカー状のスパイラルテープを貼る方法もあります。

キネシオテープの貼り方

キネシオテープは、筋肉の動きや血行をサポートする役割を持ち、自由に長さを調節できるロールタイプのテープです。腰痛に使用する際は、5cm幅の太めのタイプを30cmに切り、5cmほど残して縦方向の真ん中に切り込みを入れます。これをY字テープと呼びます。

Y字テープの切り込みを入れていない方を下側に、仙骨(骨盤の中央部分にある骨)の下寄りに貼ります。

反対の切り込みのある側は、背骨を中心に左右へ開き、背中の左右それぞれ盛り上がっている部分に沿って貼ります。

テープの長さはあくまで目安です。理想は立った時にひじの高さよりも上にテープの端がくる程度の長さなので、身長に合わせて調節しましょう。

スパイラルテープの貼り方

スパイラルテープは、神経にはたらきかけるタイプのテーピングアイテムです。広範囲に貼るキネシオテープとは違い、ステッカーのようなサイズなので、一人でも貼りやすいというメリットがあります。

貼り方は、痛みのある部位に対して、背骨を中心に左右対称となるよう貼ります。スパイラルテープは長方形となっており、縦長の向きになるように貼ることがポイントです。

痛みのある部位に貼りつけたら、次は横腹部分にも左右対称で貼ります。横腹に貼るテープは横に寝かせ、横長の向きになるようにしましょう。

横腹は腹部と背中のちょうど中心になる位置で、かつ、ろっ骨と腰骨の間に貼るのがコツです。

スパイラルテープを貼ったままの入浴は可能ですが、テープが切れたりはがれたりした場合は、新しいテープを貼りなおす必要があります。

注意点

テーピング用テープは市販されているため、誰でも手軽に行うことができます。しかし、一方で、正しい貼り方を行わなければ効果は得られないという難しさも持っています。一例として、筋力低下が原因で腰痛が引き起こされている場合、テーピングで筋力が低下している部分を長期間補助していると、補助されている筋肉が一層衰えることがあります。適切な場所に貼っていない場合は、効果がでないことも十分考えられます。

また、テーピングで痛みを和らげることができるのは、一部の腰痛のみです。根本的な解決になるわけではないので、腰痛の症状がでた際は医療機関を受診し、原因を理解したうえでの正しい治療が必要です。

特に「red flags sign」と呼ばれる危険性の高い腰痛は、安易なセルフケアはかえって症状を悪化させる危険があります。腰以外に足に痺れが出ている場合や、足の太さが極端に違う場合も注意が必要です。市販薬やテーピングで痛みを和らげようとせず、専門医に相談して適切な処置をしましょう。

監修協力:医療法人石井会渋川伊香保分院・いっしん 柔道整復師 前原隆哉

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