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塗るボトックスとは?注射との違い、効果について

更新日:2016.12.09
公開日:2016.09.23
ドクター画像
この記事の監修者
ミニマルクリニック(汗管腫&凹凸クリニック) 院長 中井正基

塗るボトックスと呼ばれる化粧品のボトックス効果について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。塗るボトックスといわれる理由を正しく理解して、ボトックス注射との違いを把握しておく必要があります。

ボトックスといえば、クリニックで注入するボトックス注射をさすのが一般的です。では、塗るボトックスとは何を意味するのでしょうか。ボトックス注射との違いも見ていきましょう。

塗るボトックスとは

ボトックス注射が禁止されていたスペインで、ボトックスの代わりとして開発されたアルジルリンという美容成分があります。これを塗るボトックスと呼んでいるのです。アルジルリンを含む化粧品には保湿成分が含まれており、肌にハリを与える効果が期待できます。ハリを取り戻した肌は、シワが目立ちにくくなるというボトックス注射のような効果があるため、塗るボトックスと呼ばれています。

塗るボトックスとボトックス注射の違い

塗るボトックスと呼ばれているものの、アルジルリンにはボトックス注射と同等の効果は見込めません。ボトックス注射に用いられているのは、ボツリヌス菌という細菌です。この菌から精製したものを筋肉に注入することによって、筋肉の動きを調整して表情ジワなどを改善するのです。ボトックスを注入してから3日~1週間ほどで効果が現れ、4か月ほど効果が持続します。

効果や即効性はボトックス注射より劣る

塗るボトックスと呼ばれているアルジルリンには、上記のような効果はありません。アルジルリンを肌に塗っても表面部分の角質層までしか浸透しないので、直接筋肉に働きかけるとは考えられないからです。保湿成分が肌にハリを与え、小ジワ程度なら改善が見られることから、アンチエイジング効果に期待ができるとされていますが、効果や即効性はボトックス注射よりも劣ります。

副作用の心配はあまりない

アルジルリンは植物由来の合成ペプチドが成分となっています。この成分はアレルギー反応はほとんど確認されておらず、体への副作用の心配はなく、安全に使用できるといわれています。また、ボトックス注射のように施術後に表情のこわばりが出てしまうなどの副作用もなく、費用も安いため、日々のスキンケアとして気軽にアンチエイジングを目指すことができます。

塗るボトックス、アルジルリンの使用法

アルジルリンは、ボトックス注射と全く同じ効果を得るためというより、ほかの保湿成分と同じように日常のスキンケアの一部としてとり入れるとよいでしょう。美容液やクリーム、ジェルなどに配合されていますので、朝晩の洗顔後に、表情ジワの気になる部分にやさしくマッサージするように塗り込みます。乾燥が原因の小ジワ程度であれば、一時的でありますがシワは改善し、肌のハリを取り戻すことができるでしょう。

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