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ヨーグルト

ヨーグルトに含まれる菌の種類と特徴とは?

更新日:2016/09/27 公開日:2016/09/21

磯村優貴恵

この記事の監修専門家

管理栄養士・料理家

磯村優貴恵

腸内環境をよくするためにヨーグルトを食べる人が増えています。容器に見慣れない菌の名前が書かれていて、自分に合うものを選ぶのは難しいかもしれません。ここではヨーグルトの種菌の種類や特徴を、管理栄養士監修の記事で解説します。

整腸効果を期待して食べた、●●菌入りのヨーグルト。なのに、まったく効果が感じられない。そんな残念な経験をしたことのある人は、ヨーグルトの選び方や摂取方法が体質と合っていない可能性があります。

乳酸菌、ビフィズス菌とは

ヨーグルトは、牛乳などの原材料に種菌を加えて発酵させたものです。種菌として用いられているのは、ブルガリア菌、クレモリス菌、サーモフィルス菌、ガセリ菌、アシドフィルス菌などの乳酸菌とビフィズス菌で、これらの菌と発酵温度の組み合わせで、製品の特徴が決定づけられています。

乳酸菌は、糖を分解して作り出す物質の50%以上が乳酸である微生物の総称です。酸素があるところでも生きていけるため、広く自然界に存在し、人の腸内でも生息しています。ビフィズス菌は、糖を分解して酢酸や酪酸などの短鎖脂肪酸を作り出す微生物です。乳酸菌とよく似ていますが、乳酸を作る割合は少なく、大量の酢酸を生み出し、酸素に弱いなどの特徴があります。学術的に、ビフィズス菌と乳酸菌は別のものですが、どちらも人の腸内にすみつき、体に有用な働きをする善玉菌の代表です。一般的にはビフィズス菌が乳酸菌の仲間としてとらえられることもあります。

乳酸菌による効果

ヨーグルトの乳酸菌による効果として真っ先にあげられるのが整腸作用です。腸内の悪玉菌の増殖を抑えて善玉菌が優勢な腸内環境に整えることで、便通も整え、消化吸収を促進する働きがあります。また、乳酸菌には腸を介して免疫力を高める働きもあり、菌の種類によっては風邪やアレルギー、がんなどの抑制効果があります。乳酸菌が入っていることで、他の菌の増殖は抑えられ、独特の甘ずっぱい風味が作られることもあげられます。

効果的な乳酸菌のとり方

乳酸菌は、形態や発酵形式によって乳酸桿(かん)菌と乳酸球菌に分けられ、その中でもさらに多くの種類に分類されます。そのため、菌の種類によって整腸作用の強いタイプ、免疫作用の強いタイプなどの特性があります。乳酸菌に特定の効果を期待するなら、本やインターネットなどで正確な情報を得て、その菌を使用した製品を摂ることをおすすめします。

乳酸菌は、菌の種類によって一人一人の腸内環境と相性があります。そのため、他の人に効果があっても自分には合わないことも考えられるのです。まずは1つの種類を2週間、できれば毎日とってみて、相性のよいものを見つけてください。便秘が解消されるなどの効果がなければ、その菌との相性がよくないのかもしれません。別の菌で同様に試してみましょう。

ヨーグルトは朝食として食べる人も多いですが、食事の最後に食べるのが基本です。乳酸菌の多くは酸に弱いため、菌を生きた状態で腸まで送り込むには、胃酸がほかの食べ物で中和されて弱まっている食後の方が効果的なのです。自分のお腹と相性ぴったりの乳酸菌やビフィズス菌を見つけて、あなたの腸をもっとすこやかにしましょう。

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