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肋間神経痛

場所ごとに異なる肋間神経痛の症状

更新日:2018/06/21 公開日:2016/08/23

内田毅先生

この記事の監修ドクター

内田毅クリニック 院長

内田毅先生

肋間神経痛は、胸、背中、わき腹など、さまざまな場所に症状が現れ、関係する神経の障害が出る位置によって痛みの場所に違いが出てきます。ここでは、その場所ごとの症状や原因について、ドクター監修の記事で解説します。

肋間神経痛と一言でいっても、実は肋骨だけでなく痛みの部位はさまざまなのです。なぜ痛みの部位がそれぞれ異なってくるのでしょうか。また、どのような症状がそれぞれの部位で見られるのでしょうか。ここでは、体の部位によって異なる痛みの症状やその理由、また、肋間神経痛の治療法についてもご説明します。

肋間神経痛は場所ごとに症状が違うのか

肋間神経痛は、肋骨だけでなく、人によっては胸や背中などに痛みを感じたり、張りを感じたりすることもあります。人それぞれの感じ方の違いもありますが、それぞれの体の部位によって関係している神経が異なるため、症状の出方に違いが出てきます。つまり、肋間神経痛が現れる場所によって、感じる症状やなぜその場所に痛みが出るのかという理由が違ってくるのです。

症状が出る部位

胸の場合

・どのような症状が現れるか

肋間神経痛の症状として、一般的に多いとされるのが胸や肋骨の痛みです。胸に症状が出る場合は、左右のうち左側に多くみられる傾向があります。刺されるような痛みだったり、一時的に痛みが走ったり断続的に症状が出ることが特徴です。深呼吸や咳、体位の変化でも増強することがあります。

・なぜその部位に症状が現れるのか

12個ある胸椎のうち、上から5~9番目の胸椎に肋間神経痛が出やすいことがわかっています。さらに、胸椎の上から7番目までは、左右の胸の中央にある胸骨につながる神経が走っています。つまり、上半身の右側か左側のみに起こり、助骨に沿って起こる比較的鋭い痛みということです。

わき腹の場合

・どのような症状が現れるか

痛みの症状は胸や背中に起こる場合と変わらず、刺されるような痛みが突発的に走ります。

・なぜその部位に症状が現れるのか

肋間神経痛が起こりやすいとされる胸椎の上から5~9番目は、体の側面でいうと、わきから指4本分ほど下の部分となり、ちょうどわき腹あたりとなります。なぜ同じ胸椎から発生する肋間神経痛でも、胸や背中でなくわき腹に痛みが出るのかというと、神経が障害を受けている位置が、胸側なのか背骨側なのかという影響を受けるからです。また、わき腹に痛みが出る原因としては、帯状疱疹(ほうしん)からくる肋間神経痛があります。帯状疱疹が原因となる肋間神経痛は、時期や状況によっては湿疹などができずに、肋骨の走行に合わせた痛みだけが走ることもあります。詳しくは『肋間神経痛の症状について』をご覧ください。

肋間神経痛の治療法

肋間神経痛が疑われる場合の受診先は、レントゲン検査などができる整形外科がおすすめです。痛みが続く場合、肋間神経痛ではない可能性も考えられるため、体の状態を総合的に確認できる内科や神経外科のある病院を受診してください。肋間神経痛は、消炎鎮痛薬の内服で治療できます。脊椎の疾患が原因の場合は、MRI等の画像診断を含めて原因の重症度を診断したうえで、外科的手術が行われることがあります。軽症の場合は、消炎鎮痛薬や神経障害性疼痛に有効な専用の内服薬、さらにリハビリテーションやストレッチなどの運動療法が行われることもあります。『肋間神経痛の治療について』をご覧ください。

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