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チアノーゼ

貧血・多血で変わるチアノーゼ

更新日:2018/06/21 公開日:2016/09/21

チアノーゼは、血中の成分のひとつである「還元ヘモグロビン」の異常によって現れる症状のため、血液の状態に大きく左右されます。日常的に起こりやすい貧血や多血状態でどのような変化があるのかを、ドクターの監修のもと解説します。

チアノーゼとは、身体を流れる血液中の成分「還元ヘモグロビン」が異常に増加することで、皮膚や粘膜が紫色になる状態のことです。具体的には、還元ヘモグロビン濃度が5g/dl以上になったとき、および毛細血管内血液酸素飽和度(どれだけ酸素を含むかの基準)が67%以下になったとき、チアノーゼと認められます。なんらかの呼吸器の病気によって還元ヘモグロビンが酸素と結びつかなくなったり、循環器の病気で還元ヘモグロビンの数自体が増えたりすると、血液に取り込まれた酸素が減ってしまいます。

それでは、血液の状態が通常とは異なる貧血、多血状態だった場合、その反応に変化があるのかを見ていきましょう。

貧血状態ではチアノーゼ反応が出にくい

貧血状態では、毛細血管内血液酸素飽和度(どれだけ酸素を含むかの基準)は健康的な人の場合と基準値が異なり、チアノーゼが出現しにくいといわれています。貧血の場合、ヘモグロビン自体の濃度が下がるため、還元ヘモグロビンの濃度も上がりにくくなります。そのため、通常とは異なり、毛細血管内血液酸素飽和度が50%以下にならなければチアノーゼは現れません。

多血状態ではチアノーゼ反応が出やすい

貧血状態とは逆に、赤血球増多症、いわゆる多血状態ではどうなるのでしょうか。このとき、血中のヘモグロビン濃度が上昇するため、必然的に還元ヘモグロビン濃度も上昇してしまいます。毛細血管内血液酸素飽和度は75%以下でチアノーゼが現れてしまうのです。新生児の場合、通常でも成人に比べて多血状態のため、泣きすぎやお母さんのおっぱいを吸っているときなどに、チアノーゼが現れやすくなります。これは予防することができないので、症状が現れても慌てず様子を見ましょう。

泣きすぎなどの原因がなく、急性のチアノーゼが発生した場合は、呼吸器や循環器の病気だけでなく先天性の心疾患の可能性もあるので、すぐに医療機関で診察を受けましょう。詳しくは、『新生児でも起こる!赤ちゃんのチアノーゼ』をご覧ください。

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