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胆石症

胆石症を防ぐためにも心がけたい食生活の改善

更新日:2016/12/09 公開日:2016/10/25

食生活が豊かなものになると同時に、肉食中心の食習慣があたり前のようになった現在、脂肪分の摂り過ぎが体に悪影響を及ぼすようにもなりました。ここでは、ドクター監修のもと、胆石症予防に向けた食生活の注意点について解説します。

胆石症は、胆のう内にできるコレステロール胆石と、胆のうと十二指腸を結ぶ総胆管や肝臓内にできる色素胆石に大別できます。日本人の胆石症の約80%はコレステロール胆石によるものであり、これは食生活の乱れが原因と見られています。ここ数年、患者の数も横ばいで減少が見られないことからも、普段の私たちの生活の中で心がけなければならない注意点がたくさんありそうです。

脂肪分の過剰摂取が、胆石を生む一番の要因

コレステロール胆石とは、胆汁中に含まれるコレステロール濃度が高い場合や、胆のうの収縮機能が低下したとき、コレステロール成分が凝固し形成されたものを指します。胆汁には体内の老廃物や脂肪を分解する働きがありますが、胆汁に含まれるコレステロール濃度が高すぎると分解が追い付かなくなり、固形化したものが胆のう内に残ってしまいます。

脂肪分を多く含んだ食事を摂り続けると、体内のコレステロール値が高くなり、胆石ができるリスクが高まります。戦前と比べ、日本人の食生活が肉食中心の欧米型にシフトしてきたことは否めません。さらに、外食やインスタント食品の普及は、手軽に食べられる反面、栄養の偏りが生じる原因にもなりました。一人暮らしや、夜遅くまで働く人などが増えたことによって、きちんと1日3食摂取しない、食事の時間にばらつきがある、就寝の直前に食事を摂るなど、不規則な生活が習慣になっている人が増えたことも原因と考えられます。不規則な生活によって、胆のうの収縮(胆汁の排出)のリズムも狂い始め、胆石ができる一因にもなっています。

食生活の改善で胆石症予防

胆石症予防のために見直すべき食生活の第一歩は、まず脂肪分の高い物の摂取を減らすことです。ステーキやトンカツなどボリュームの大きい肉を口にするときは、端の脂身の部分を切って食べないようにしましょう。また、洋菓子にも生クリームやバターといった高脂質の食材が多く含まれており、摂取を控えるようにしたいところです。

では、逆に胆石予防のために摂取した方がよい食材にはどのようなものがあるのでしょうか。野菜の中でも、ごぼうやにんじん、豆類などに多く含まれる食物繊維はコレステロール値を低下させる働きがあり、摂取した脂肪や糖質の吸収を遅らせる効果があります。また、柑橘系の果物に多く含まれるビタミンCは、脂肪の消化に必要な胆汁酸の生成を促進してくれます。サバ、アジなど青魚と呼ばれる食物には、コレステロール値や中性脂肪を下げるEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれているため、胆石症の予防につながると見られています。外食ではどうしても肉食がメインになりがちなため、自炊するときは、極力、魚や野菜、果物を中心とした料理を作るようにしましょう。

胆石症が心配な人は、まずは検査から

胆石症を防ぐために、規則正しい生活を心がけることは大事ですが、食事(栄養摂取)だけで胆石症が完治することはありません。一度胆石症を患い再発を懸念している人、胆石症ではないが胆石を持っている人、胆石があるかどうか心配だという人は、一度、病院や人間ドックで検査することをおすすめします。自分の体の状態を正しく把握したうえで、規則正しい生活に努めることが、健康でいられる何よりの秘訣です。

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