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アンチエンジングの木、アムラ(アーマラキー)

更新日:2016/12/09 公開日:2016/09/26

アムラ(アーマラキー)は古来より、アーユルヴェーダ医療の重要な三大薬果といわれる生薬の一つです。今回はアムラの特徴について、効果や服用方法など、東洋医学に詳しいドクターの監修記事で解説します。

アムラ(アーマラキー)の特徴

アムラは古代インドの伝承医学、アーユルヴェーダでもっとも重要な三大薬果(アムラ、ハリータキー、ヒビータキー)の一つで、若返りのハーブとされています。サンスクリット語では看護婦、また、母のように治癒ができる人との意味を持ち、アーユルヴェーダの薬草学の中でも強力なアンチエイジング生薬の一つです。果実・種・葉・根・幹・花などほぼすべてが利用されます。近年では、果実から抽出されたサプリメントなどがみられます。酸味があり、体の熱を冷ます方向に働きます。

多岐にわたる有効成分を持っていますが、中でも、カットされても成分が壊れにくい天然のビタミンCが一つの実に3000mgと、豊富に含まれています。また、ポリフェノールやペクチンを豊富に含み、他にも私たちの体に必要不可欠なミネラルである鉄などのほか、タンニンや強い抗酸化作用物質を含みます。抗酸化作用から美肌効果も期待できます。アムラは寿命の長い木ですが、財運や愛情、そして長寿を与える力があるといわれています。インドでは、日常生活でも美容と健康に欠かせない果実として愛用されています。

アムラに期待される効果効能

東洋医学の観点においては、滋養強壮作用、若返り作用、催淫作用、緩下作用、冷却作用、健胃作用、収れん(肌をひきしめたり、炎症を抑えたりする効果)作用、止血作用が期待できます。そのため、出血異常、痔、貧血、糖尿病、痛風、めまい、胃炎、大腸炎、肝炎、骨粗鬆症(こつそそうしょう)、便秘、胆汁の質の改善、肝臓や脾臓の機能低下、若白髪や若禿、発熱からの回復期、全身衰弱、コラーゲンの減少、精神障害、動悸などに用いられます。特に血液、骨、肝臓、心臓に滋養を与え、コラーゲンを合成・維持し、赤血球を増大させます。

アーユルヴェーダでは、アムラは多くの眼の病に薬として使用され、実を一晩水に浸けたその水で目を洗うと、目の疲れが早く回復するといわれています。アムラを蜂蜜と混ぜたものを毎日飲めば、視力回復や緑内障にもよいといわれます。また、歯肉の止血、口腔内の浄化をし、歯を強め、毛髪や爪にも栄養を与えます。食欲不振の解消、消化機能の向上、胃や大腸の炎症を抑える、血糖値の調整などを助けるなどの効用があります。貧血にも用いられます。

服用について

粉末5グラムを1カップのお湯に混ぜ、1日2回服用してみましょう。強壮剤にもなります。下痢の際は、使用を避けましょう。

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