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呑気症(空気嚥下症)

呑気症に効く漢方

更新日:2017/10/23 公開日:2016/11/21

漢方薬は、呑気症(どんきしょう)のようにはっきりした原因がわからない身体の不調の改善を得意とします。ここでは、呑気症の治療によく用いられる漢方薬の種類を、ドクターの監修の記事で解説します。

病院に行っても呑気症(どんきしょう)がなかなか改善しない人は、漢方薬を服用してみてみるのもいいかもしれません。ここでは、呑気症によく用いられる漢方薬について解説します。

呑気症には漢方薬の服用も効果的

呑気症は知らないうちに大量の空気を飲み込んでしまい、ゲップや腹部膨満感などの症状が現れます。ストレスの影響が大きいと考えられていますが、原因を特定しづらいため、病院に通っても治療が長引いてしまうケースは珍しくありません。そのような場合は、漢方薬を服用してみると効果があるかもしれません。

漢方は原因が特定できない病気を得意とする

西洋医学では、身体をさまざまな器官の集合体ととらえ、病気の治療をする際は原因のある部位をつきとめ、そこにピンポイントでアプローチしていきます。一方、漢方をはじめとする東洋医学では、身体をひとつのものととらえ、全体のバランスを整えて本来持っている自然治癒力を高めることで、結果的にある部分の症状(病気)も改善するという考え方です。呑気症のように原因をはっきり突き止めるのが難しく、西洋医学では改善しにくい病気も、漢方薬を使用することで症状が改善することがあります。

漢方医学による呑気症の捉え方

東洋医学では、身体は気、血、水の3要素で構成されており、この3つが上手く体内を巡ることで健康が維持でき、どれか1つでも不足したりとどこおったりすると、身体に不調が現れると考えます。気は目に見えない生命エネルギーのことで、狭い意味では精神的なエネルギーを指します。血は主に血液、水は血液以外のすべての体液のことです。

呑気症は、気滞(きたい)との関連が深いと考えます。気滞とは、主に精神的なストレスによって気がうまく流れなくなり、身体の中でとどこおっている状態のことです。とどこおりのある場所によってさまざまな症状が現れますが、典型的な症状に、のどのつかえ、ゲップ、胸や腹の張り、おなら、食欲不振、下痢や便秘、不安、憂鬱、イライラなどがあります。

呑気症に効く漢方薬

呑気症を気滞ととらえた場合は、気の流れをよくする次の漢方薬がよく処方されています。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

みぞおちのつかえ、食欲不振、吐き気、嘔吐、お腹がゴロゴロなる、下痢、軟便などの症状があるときに用いられます。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

疲れやすい、肩こり、イライラ、頭痛、めまい、便秘などの症状があるときに用いられます。更年期障害や生理不順、冷え性など、女性の精神神経症状に使用されることが多いです。

酸棗仁湯(さんそうにんとう)

心身の疲れによる不眠、精神不安や神経過敏、めまい、手足のほてり、寝汗、頭痛などの症状があるときに用いられます。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

手足がだるい、食欲不振、気力の低下、顔色が悪い、冷たい飲食物より温かいものを好むといった症状がある人に用いられます。また、風邪が長引いて、微熱、悪寒、咳、だるさなどの症状が続くものの、病院では特に異常が認められないようなときにも有効とされています。

六君子湯(りっくんしとう)

胃腸が弱い、食欲不振、疲れやすい、貧血、手足が冷える、みぞおちの膨満感、胃がポチャポチャするなどの症状がある人に用いられます。

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