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爪周囲炎

ひょうそという別名を持つ化膿性爪周囲炎とは?

更新日:2018/06/20 公開日:2016/11/20

指や爪周囲の傷口から細菌に感染して起こる爪周囲炎。その症状が悪化し、炎症が起こった状態を化膿性爪周囲炎といいます。ここでは、化膿性爪周囲炎の症状、原因、治療法、予防法について、ドクター監修の記事で解説します。

指や爪周囲の傷口から細菌に感染することにより、爪周囲炎が引き起こされます。化膿性爪周囲炎とは、症状が悪化して患部が赤く腫れ、強い痛みや膿を伴った状態のことを指します。ここでは、化膿性爪周囲炎の主な症状とその原因、一般的な治療法、化膿性爪周囲炎にならないための方法について詳しく解説します。

化膿性爪周囲炎の主な症状

ひょうそという名前でも知られている化膿性爪周囲炎の特徴の1つは、爪周囲の赤い腫れとずきずきした強い痛みです。症状が進行すると、患部が赤紫色に腫れあがり、膿が出たり、その膿が皮膚組織を損傷したりします。さらにひどくなると、指先だけにとどまらず、症状が真皮組織や脂肪や骨、わきや腕のリンパ節にまで及ぶこともあります。化膿性爪周囲炎を自己治癒させるのは難しいため、症状を放置せず、早めに皮膚科専門医に受診することが大切です。

化膿性爪周囲炎の原因

化膿性爪周囲炎は、黄色ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌といった細菌や、カビの一種であるカンジダなどの真菌に感染することで引き起こされます。傷口や乾燥により皮膚表面が損傷していたり、無防備な状態にあると細菌が侵入しやすくなります。また、糖尿病などの基礎疾患がある場合、カンジダの感染のリスクが高くなります。

化膿性爪周囲炎の治療法

治療法は、抗生物質の投与や排膿(はいのう)などが基本となります。

抗生物質の投与

化膿性爪周囲炎の治療は、まず感染した細菌を特定し、原因となる細菌に対して抗菌性のある抗生物質を投与します。患部の消毒後、抗生物質入り軟膏を患部に塗ります。症状が特にひどい場合は、軟膏だけでなく抗生物質を内服する場合もあります。

痛み止め

特に痛みが強い場合は、痛み止めを併用します。痛み止めに湿布をすることもあります。

排膿(はいのう)

患部に膿がたまっていたり、爪が浮き上がるような状態になっていたりする場合は、外科的処置で膿を出す必要があります。膿を出すことにより、痛みを軽減し、早期改善につながります。

化膿性爪周囲炎にならないためには

化膿性爪周囲炎は、爪周囲炎が悪化して炎症を引き起こしている状態です。予防のためには、爪周囲炎同様、爪周囲の皮膚の傷や乾燥を防ぎ、こまめに消毒と保湿を行うことが大切です。化膿性爪周囲炎は、放置すると悪化し、ますます治療に時間がかかってしまいます。そうならないためにも、症状が出たら早めに皮膚科専門医に受診するようにしましょう。

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