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医療・保険・助成制度

生活習慣の改善をサポートしてくれる「保健指導」とは

更新日:2016/11/01 公開日:2016/10/31

生活習慣の改善は個人ではなかなか難しいですが、一定の条件を満たせば保健指導として無料で生活習慣の改善サポートを受けることが可能です。保健指導について、社会福祉士監修のもと詳しくご紹介します。

厚生労働省は、国民の健康に繋がる効果的な健診を実施するために、医師や保健師、管理栄養士などに向けて保健指導を行っています。平成20年4月には、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目した特定健康診査・特定保健指導の実施が医療保険者へ義務付けられました。各医療保険者が実施するこのような保健指導事業について詳しく解説します。

保健指導とは

厚生労働省が実施する保健指導は、糖尿病などの生活習慣病の予備軍に対して、健康的な生活へと導くよう支援することです。保健指導が重視するのは強制的な指導ではなく、対象者自らの意思で健康的な生活を維持できる状態にサポートするところにあります。

保健指導の対象者

厚生労働省が考える「保健指導」の対象は、日本国民全体です。また、厚生労働省はあくまでガイドラインを定めているに過ぎず、対象者である国民を直接指導することになるのは医師や保健師などです。

特定健診・特定保健指導

厚生労働省が力を入れている事業で、特定健診・特定保健指導であるメタボリックシンドローム健診があります。この健診については、40歳から74歳までの被保険者・被扶養者が対象です。

保健指導全体の流れ

保健指導を進める前段階として行われるのが、各種データの分析です。男女別・年齢別などの健康診断結果のデータなどを分析すると、地域によって特性が見えたり、原因や課題などが見えたりしますから、それらをまとめて健診・保健指導計画が作成します。そして作成された計画を基に、健診対象者には受診を促し、医療機関には適切な検査環境・検査体制を整備してもらいます。さらに、健診後、結果など必要な情報を受診者にフィードバックし、健康の維持に繋げてもらうというのが、全体の大まかな流れです。

対象者にとっての流れ

対象者にとっての流れは具体的にどのようなイメージになるのかを、メタボリックシンドローム健診を例にあげてご紹介しましょう。まず生活習慣病予防健診(特定健診)を受けた後、40歳以上で生活習慣病発症のリスクが高いと判断された方は、この特定保健指導の対象者となります。対象者には加入されている医療保険、もしくは保健指導機関より特定保健指導の案内が送付されます。その案内に従って保健指導を申し込むことで、健康管理の専門家である保健師から、日頃の食生活や運動など健康に関する幅広い相談を無料で受けることが可能です。

保健指導の支援方法について

保健指導の支援方法は、大きく分けて2種類存在します。その一つが動機づけ支援、そしてもう一つが「積極的支援」です。どちらの支援が適切かは、健康診断の結果などを考慮して決定されます。

動機づけ支援とは

生活習慣を振り返り、それぞれのライフスタイルに合った個別の目標を自ら設定し、それを実行に移せるよう保健師が手伝います。メタボリックシンドローム健診の特定保健指導を例に紹介すると、初回に個別面接やグループ学習などを行い、6か月後に改善状況を伺うという流れです。健康診断の結果、比較的リスクが軽い場合はこちらになります。

積極的支援とは

生活習慣を振り返り、ライフスタイルに合った個別の目標を自ら設定するところは動機づけ支援と同じですが、積極的支援の場合は保健師が継続的にサポートします。改善中の3か月~6か月の間、定期的に面談、電話、FAX、メール、手紙などでサポートされますから、より手厚いと言える支援です。健康診断の結果、比較的リスクが高かった場合はこちらになります。

保健指導に関する問い合わせや申し込みは

保健指導は厚生労働省が主導していますが、具体的なお問い合わせ・申し込みにつきましては、加入されている医療保険の保険者へご確認ください。電話番号は、お手持ちの医療保険証に記載されています。そちらにお電話いただき、「特定健診、特定保健指導について伺いたい」とお問い合わせください。

 

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