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児童・高齢者・障がい者福祉

「障害児支援」の目的と利用までの流れ

更新日:2016/11/02 公開日:2016/11/02

早期療育の重要性が叫ばれる昨今、「障害児支援」の利用者数や事業所数ともに増加しています。「障害児支援」を利用する際の注意事項や手続きの仕方などについて、社会福祉士監修のもとで詳しくご説明します。

福祉において、障害を持つ子供をサポートする施設やサービスのことを「障害児支援」と言います。障害を持つ子供たちには、個々に合わせた適切な対応が必要です。また、保護者のレスパイト、就労支援など、障害児とその家族をさまざまな視点から支えることが求められます。それでは、「障害児支援」とは具体的にどういった内容なのかを解説します。

生活能力向上と自立を促進することを目的とした「障害児支援」

障害児支援には、大きく分けて障害児通所施設と障害児入所施設があります。

障害児通所施設

・児童発達支援

市町村の児童発達支援センターをはじめ、近隣の児童発達支援事業を実施している期間で、子供に合わせた療育を受けることが可能。主に身辺自立の促進や日常生活の基本動作、集団生活への適応訓練などを行います。保護者への援助・助言をすることもあります。

・放課後等デイサービス

障害をもつ児童が、学校終了後の放課後や長期休暇中において生活能力の向上を目指した訓練を受けたり社会とのかかわりを学んだりする場。学校と事業所間の移動支援がある場合もあります。創作活動や地域交流の機会を設けるなどの支援を行っています。

障害児入所施設

「福祉型障害児入所施設」と、医療サービスを併せた「医療型障害児入所施設」に分けられます。施設に入居すると、日常生活の指導・訓練および知識技能を促進するなどの支援が受けられます。

・「福祉型障害児入所施設」

「福祉型障害児入所施設」に入ることのできる児童

・障害程度区分が区分1以上の障害児

・心身の状態が区分1以上に相当すると厚生労働大臣によって認められた障害児

・医療型障害児入所施設」に入ることのできる児童

重症心身障害児

・区分6に該当し、気管切開を伴う人工呼吸器による呼吸管理を実施

・区分5以上に該当し、進行性筋萎縮症に罹患している者又は重度の

知的障害及び重度の肢体不自由が重複している者

遷延性意識障害児

・区分1以上に該当し、厚生労働大臣が定める基準に規定する基準に適合すると認められた遷延性意識障害者等又はこれに準ずる者

(難病を含む)

・区分1以上に該当し、筋萎縮性側索硬化症等の運動ニューロン疾患

の分類に属する疾患を有する者

「障害児支援利用」までの流れ

各種「障害児支援」を利用するためには、受給者証が必要です。受給者証が発行されるまでの手続きは以下の通りです。

申請

「障害児支援」の利用を希望する旨を、区市町村の福祉課に申し出て申請を行います。区市町村は申請者に対して、「サービス等利用計画案・障害児支援利用計画案提出依頼書」を交付する。

契約

申請者は障害児相談支援事業者と利用契約を結びます。

計画案作成

障害児相談支援事業者が「サービス等障害児支援利用計画案」を作成し、申請者に交付します。申請者は「サービス等利用計画案・障害児支援利用計画案」と併せて「計画相談支援給付金・障害児相談支援給付費支給申請書」、「を交付する。「計画相談支援・障害児相談支援依頼届出書」を区市町村の窓口に提出する。

市による調査・認定

計画案作成と並行して、障害区分の決定、サービス利用の意向調査を行います。

支給決定

作成された計画案に沿って市が支給決定をし、受給者証が申請者に発行されます。

障害児支援利用計画の作成・サービス開始

「サービス等利用計画・障害児支援利用計画」が作成されると、サービス利用ができるようになります。

子供と相性のよい施設を探そう

児童発達支援や放課後デイサービスには運動メインだったり、お勉強メインだったりとさまざまなタイプがあります。人気の事業所は1年以上キャンセル待ちという所も珍しくありません。ただし、人気があったとしても自分の子供に合っているかどうかは別問題です。大切なのは、子供の特性や困り感を軽減するために必要な支援は何なのかを見極めること。利用前には施設を見学したり、体験したりすると安心です。

困った時は相談を

2012年に児童福祉法が改正され、従来障害種別で分けられていた施設が一元化されました。この年を期に、事業所数は年々増加し、自由に選択がしやすくなりました。その一方で、特色やサービスが多様化し自分の子供に合った事業所を探すことが難しくなったとの声も。市の福祉課、あるいは子育て支援課に行けば、利用できる事業所リストを提供している場合があるので訪ねてみましょう。また、最近では、ホームページを開設している施設も多く、雰囲気やサービス内容を知るきっかけになるかもしれません。地域の事業所を「○○市 放課後デイサービス」と検索してみるとよいでしょう。

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