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コーヒー

リラックスだけじゃない!コーヒーの効果

更新日:2016/12/20 公開日:2016/12/15

北川みゆき

この記事の監修専門家

管理栄養士

北川みゆき

コーヒーの魅力は、独特の味わい、香り、そしてリラックス効果など。今、コーヒーに含まれる成分から、新しい魅力につながるものも発見されています。あなたの知らないコーヒーの効果について、管理栄養士監修の記事で解説します。

コーヒー戦争といわれ、コンビニやファストフード、オフィスでも、それぞれに工夫を凝らしたコーヒーが提供されるようになってきました。そんなことから、つい飲み過ぎてしまいますが、コーヒーには具体的にどのような効果があるのでしょうか。

コーヒーの効果とは

カフェインによる効果

コーヒーの効果といえば、まず、眠気覚ましが思い浮かびます。これはコーヒーに含まれているカフェインによる作用です。

カフェインは、植物に含まれるアルカロイドという化合物の一種で、コーヒー豆、茶葉、カカオ豆、ガラナなどに天然に含まれています。ヒトに対して強い生理作用を持ち、中枢神経興奮作用、強心作用、利尿作用、平滑筋弛緩作用などの働きをします。

コーヒーは、カフェインが含まれている代表的な飲み物で、適度に飲めば、眠気の抑制、頭痛の緩和、筋肉疲労の回復、脂肪を分解する酵素の活性化などのメリットがあります。

一方、摂り過ぎると、睡眠障害や不安などの中枢神経系の問題が起こります。めまいや心拍数の増加、興奮、不安、ふるえ、不眠などがあげられます。消化器系の興奮状態として、下痢や吐き気をもたらすこともあります。

日本ではカフェイン摂取量について国が明確な基準値を設けていませんが、2015年に公表された欧州食品安全機関(EFSA)の『カフェインの安全性に関する科学的意見書では、摂取量の上限として、カフェイン1回に200mg(約3mg/kg体重)以下、1日あたりでは400mg(約5.7mg/kg体重/日)以下ならば、健康な成人では問題がないとしています。

コーヒーはカップ1杯(200ml)に、約120mgのカフェインが含まれています。ここから考えると、1日3杯ほどのコーヒーを飲む程度であれば、上限を超えることはないでしょう。

詳しくは、『コーヒーに秘められた健康効果とは』をご覧ください。

ポリフェノール

コーヒーにはクロロゲン酸などのポリフェノールも豊富に含まれ、コーヒーの個性である苦味や香りのもととなっています。ポリフェノールは、植物の多くに含まれ、強力な抗酸化作用を持っています。特定の物質の名称ではなく、複数の水酸基(OH基)という化学構造を持つ化合物の総称で、8000種類以上もあるといわれています。

コーヒーを飲むと、ポリフェノールの強力な抗酸化作用により、がんや糖尿病、動脈硬化などの予防、紫外線によるシミ予防効果などに有効であるという研究成果が相次いで報告されています。

コーヒーに含まれているクロロゲン酸などのポリフェノールは、カフェイン含有量よりも多く、カップ1杯(200ml)に約200mgも含まれています。この量は、赤ワインとほぼ同じ、緑茶の約2倍です。

コーヒーを飲むときに注意すること

コーヒーに含まれているカフェインには、メリットとデメリットの両方がありますが、飲むうえで、特に注意が必要なのは、妊婦や授乳中の女性などです。

妊婦では、出生児の低体重や、自然流産のリスクなどがある理由から、欧州食品安全機関(EFSA)では、目安となる最大摂取量(1日あたり200mg)以下と設定しています。授乳中の女性も同様です。妊婦や授乳中の女性は、カフェインの入っていないデカフェを利用するなど、うまくカフェイン摂取量をコントロールすることをおすすめします。

詳しくは、『摂りすぎに注意!カフェイン摂取量の目安とは』をご覧ください。

300年以上も前から世界中で親しまれているコーヒーですが、科学的な研究が深く進められてきたのは最近のことです。おいしさの裏に秘められた効果を知って、健康的に飲みたいものです。

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