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季節性情動障害

季節性情動障害(冬季うつ病)の治療法について

更新日:2016/12/15 公開日:2016/12/15

冬季うつ病とも呼ばれる季節性情動障害の治療は、薬物療法のほかに、光照射療法が行われます。また、医療機関での治療以外にも日常生活の中で取り組める治療があります。これらの治療法について、ドクター監修のもと解説します。

季節性情動障害は冬季うつ病とも呼ばれ、冬季に症状が現れやすい特徴をもったうつ病の一種です。ここでは、季節性情動障害の治療法などについて詳しく解説します。

症状

季節性情動障害は、一般的なうつ病と同じで抑うつ症状が現れます。気分が落ち込んだり、自己否定的になったり、物事を楽しめなかったり、性欲の減退や無気力、倦怠感などに襲われたりします。さらに、炭水化物や甘いものを食べ過ぎる過食や、いくら寝ても寝足りなく感じ、朝が起きづらくなる過眠の症状が現れるのが特徴です。

季節性情動障害の症状について詳しくは『季節性情動障害(冬季うつ病)の症状について』をご覧ください。

原因

季節性情動障害は、短い日照時間が原因の1つと考えられています。人の脳内には神経伝達物質のセロトニンがあり、セロトニンには精神を安定させる働きや睡眠と覚醒のリズムをつくり、体内時計を調整する働きがあります。セロトニンは、太陽光やそれに似た光を浴びることで分泌されますが、秋や冬は日照時間が短くなるため、春や夏に比べてセロトニンの分泌量が減り、冬季うつ病になりやすくなります。

季節性情動障害の原因について詳しくは『季節性情動障害(冬季うつ病)の原因について』をご覧ください。

治療法

季節性情動障害の治療には、医療機関で施される薬物療法と光照射療法、また、日常生活の中で心がけられることがあります。それぞれの治療方法について詳しくご紹介します。

薬物療法

一般的なうつ病と同じで抗うつ剤を使った治療が行われます。よく使われる抗うつ剤としてセロトニンの減少を防ぐ、SSRI(選択的セロトニン取り込み阻害薬)があります。SSRIを服用することで、脳内のセロトニンが吸収・分解されにくくなり、脳内のセロトニン量を維持することができます。

光照射療法

光照射療法では、毎朝30分から1時間ほど、太陽光や高照度光療法器具を使用して5000~10000ルクスの光を照射することで、日照不足を補い、セロトニンの分泌量を増やします。また、血圧や体温を上昇させ、身体が覚醒し、生体リズムにメリハリをつけることができます。活動するときは活発に動き、眠る時にはしっかり休むことができるようになり、健康的な状態になります。

日常生活での改善方法

抗うつ剤や光照射療法を用いなくても、自分自身で取り組めることもあります。なるべく屋外に出て日光浴をしたり、カーテンやブラインドを開けて室内の光量を増やしたり、適度な運動やバランスのとれた食生活を送ることも効果的です。

季節性情動障害の対策について詳しくは『季節性情動障害(冬季うつ病)の対策について』をご覧ください。

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