身体の中からエイジングケア
顔のたるみ解消で若返りを目指すリンパマッサージの方法
更新日:2017/12/14 公開日:2016/12/15
この記事の監修ドクター
創輝会グループ 統括医師
堀田和亮 先生
たるみ顔を解消すると、若々しくいきいきとした印象になります。若返り効果があるとされるリンパマッサージについて詳しく解説します。
顔の若返りを目指すうえでのリンパの役割
リンパとは、血管のように全身に張り巡らされているリンパ管、リンパ管の中を流れるリンパ液、リンパ管の中継地点となるリンパ節の総称です。リンパには、体内の不要な老廃物などを心臓へ運ぶ下水管のような働きがあります。特に、鎖骨はほとんどのリンパが通る部位です。ここが詰まったり滞ったりすると、体内に老廃物や毒素、不要な水分などが蓄積されてしまいます。むくみや冷え、セルライトにもつながるので、リンパマッサージは鎖骨から始めるとよいとされています。
顔のたるみにおすすめのマッサージ方法
リンパマッサージの方法はさまざまありますが、ここでは重点的に行うとよいとされる部位について解説します。たとえば、リンパ節のある耳たぶ近くのフェイスラインや、リンパが流れる首からデコルテラインをマッサージすると、小顔効果が出やすくなるといわれています。また、モダイオラスという部位を口の中からマッサージするのも効果的です。
耳たぶ近くのフェイスライン
耳の下には老廃物を流し出すリンパ節があります。リンパ節は老廃物などを濾過して抗体や免疫を作る働きがあり、ここを重点的にマッサージすると、顔全体がすっきりする効果があるといわれています。あごの下から耳のあたりにあるリンパ節まで、老廃物を流すように、フェイスラインの骨に沿ってマッサージしましょう。
首からデコルテライン
首からデコルテラインは、老廃物が流れ出る経路です。血液やリンパの流れが悪いと、むくみやくすみを引き起こすので、老廃物を流すようにケアすると効果的です。耳の後ろあたりから首筋に沿って、親指以外の4本の指全体で肩の方に向かって老廃物を流すようにします。それから、鎖骨のあたりから肩に向かって老廃物を流すようにマッサージします。左側は右手で、右側は左手で行うとやりやすくなります。また、手をグーにして、鎖骨あたりからあごの下まで持ち上げるようにすると、フェイスラインのたるみに効果的です。
モダイオラス
えくぼができる位置にあり、顔の筋肉のほとんどが集まっている部分をモダイオラスといいます。モダイオラスは口角結節とも呼ばれます。加齢とともに硬くなりがちなモダイオラスを刺激すると、口周りが引き締まり、ほうれい線やたるみの解消になるといわれています。口に指を入れてモダイオラスを30秒ほどマッサージすると、小顔効果が期待できます。また、口元を若々しく保つのに、ガムを噛むのもよいといわれています。1日5分ほど、左右バランスよく噛めば、顔の筋肉が鍛えられてほおがリフトアップするなどの効果が期待できます。リンパマッサージは、朝晩のスキンケアタイムに行うのがおすすめです。マッサージをするときは力を入れすぎず、リンパの流れを円滑にするためにやさしくケアするように心がけましょう。
リンパマッサージの効果と注意点
リンパマッサージは美容によいとされています。ただし、自己流の間違った方法でマッサージを続けると、体調不良や体のトラブルにつながることもあります。セルフケアを進める前に、必ず専門医に相談しましょう。
ご自身・ご家庭でいわゆるマッサージや指圧(ツボ押し)などをする際の注意点
- 1.マッサージや指圧などは身体に影響を及ぼす行為です。ご自身・ご家庭で行う場合は、部位の把握や力の加減が難しく、身体への影響には個人差があります。
- 2.病気やケガ、痛みがある場合は、マッサージや指圧などをするまえに医師の診断やアドバイスを受けましょう。
- 3.食後、飲酒時、妊娠中など、普段と異なる体調の際は、自己判断によるマッサージや指圧などは避けましょう。
- 4.マッサージや指圧などをしたことで体調が悪くなったり、痛みなどが出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。また、症状が改善しなかったり悪化したりするようなら、医療機関を受診しましょう。
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