背中ニキビの治療は、早ければ早いほど治りやすく、跡も残りにくくなります。自己流の治療法で悪化させてしまうことなく、まずは皮膚科に相談しましょう。本記事では、背中ニキビの原因や症状、治療法、ケアについて解説します。
背中ニキビの原因と症状
背中ニキビの原因は、ストレスや睡眠不足、肌の乾燥、食生活の乱れ、喫煙、化粧品の影響、紫外線など、さまざまです。なんらかの原因で肌のターンオーバー(新陳代謝)が乱れると、毛穴が狭くなって皮脂がつまりやすくなり、皮脂が過剰に分泌されて毛穴がつまり、白ニキビが発生します。白ニキビを放置すると皮脂が酸化して黒ニキビになることもあります。白ニキビや黒ニキビにアクネ菌が繁殖すると炎症を起こして赤ニキビになり、膿をもって、色素沈着やへこんだ傷になることもあります。
皮膚科での治療法
背中ニキビが大量に発生したときは、皮膚科を受診しましょう。できるだけ早期に治療を行うことで、背中ニキビをきれいに治すことができます。皮膚科では背中の徹底したスキンケアや症状によって抗菌薬などの投薬を行い、生活習慣の乱れをチェックしてアドバイスを受けるなど、ニキビ改善のためのトータルケアを行います。また、自費治療にはなりますが、必要に応じて、ケミカルピーリング、レーザー治療やイオン導入、ホルモン治療などを行う場合もあります。
背中ニキビを作らない生活習慣をつける
背中のニキビを予防するためにもっとも重要なことは髪の毛が背中に当たらないことです。入浴時にはまず髪を洗い、短くまとめてから、背中を洗うようにしましょう。コンディショナーなどが残った髪の毛が背中に触れることで、肌が刺激されニキビができる原因になります。また、入浴後は洋服を着てから(表現がおかしいかもしれないので変えてください)髪の毛を乾かすように心がけてください。
皮脂の分泌の多い年代の方や、夏場は朝晩の洗浄も効果的ですが、乾燥肌の人はニキビ治療に並行して、必ず入浴後保湿もするようにしましょう。ニキビを作らない生活習慣をつけることも非常に重要です。なるべくストレスを溜めず、早寝早起きし、バランスの取れた食生活を心がけましょう。ニキビができたか所にはできるだけ触らず、睡眠時のシーツや枕カバー、下着などを清潔に保つことも大切です。また、これからの時期は日焼け予防も重要です。
炎症を起こした後には毛穴がつまりやすくなり、アクネ菌に対する免疫力も落ちます。屋外での活動の際にはニキビのできにくいノンコメドジェニックの日焼け止めを使用しましょう。ある程度症状が進行してしまったとしても、諦めることはありません。以前のような美しい背中を取り戻せるように生活習慣を見直し、症状に応じた適切な治療を受けることで必ず改善していきます。
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