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ノロウイルス

ノロウイルスの感染経路とは

更新日:2017/01/31 公開日:2017/01/30

近年では、施設や学校などでも集団感染が報告されているノロウイルス。どのようなメカニズムで感染してしまうのでしょうか。ノロウイルスの感染経路や感染しやすい人について、ドクター監修の記事で解説します。

毎年、冬場になるとよく報告されるノロウイルス感染症ですが、中には集団で感染する場合もあります。どのような経路や原因で感染してしまうのでしょうか。ノロウイルスの感染経路を中心に原因や治療、感染症になりやすい人を解説していきます。

ノロウイルスはどのように感染するのか?

ノロウイルスの主な感染経路は、経口感染と接触感染、飛沫感染(ひまつかんせん)です。経口感染は、汚染された食べ物や飲み物を口にすることで感染することを指し、特にしっかりと火の通っていない二枚貝を食すと感染することがあります。

接触感染とは、ノロウイルスのついた服やものを触り、汚染された手などを口に含むことで感染することです。

飛沫感染は、周囲へのウイルスの飛散により感染することです。ノロウイルスは腸内で増殖するウイルスなので咳などから感染する可能性は考えにくいですが、ノロウイルス感染者の嘔吐物などが適切に処理されていないなどの場合に感染する可能性があります。

ノロウイルス自体は感染力が高いため、わずかな量でも感染してしまいます。また、嘔吐物や便が身近に暴露された場合、乾燥すると空気中に舞い上がってしまい感染しやすくなります。トイレの便器外で起こった場合、乾燥する前に素早くペーパータオルで拭き取るなど適切に除去し、次亜塩素ナトリウムで消毒する必要があります。

ノロウイルスに感染する原因

ノロウイルスの感染の原因には、経口感染や飛沫感染なども考えられますが、最近増えつつあるのが、飲食店や家庭などで食品を扱う食品取扱者による二次感染です。すでにノロウイルスに感染している食品取扱者が、消毒など適切な処理を行わずに食品を扱うことによって感染を拡大させる可能性があります。

そもそもノロウイルスとは何か?

ノロウイルスは、比較的小さいウイルスで、球形をしている小型球形ウイルスの1つです。複数の遺伝子を所持することなどから、どの食品に存在していたのか特定するのは難しいとされています。

ノロウイルス感染症とは

ノロウイルス感染症とは、ノロウイルスに感染することによって引き起こされるウイルス性胃腸炎などの病気のことです。ウイルス性胃腸炎はノロウイルスの感染以外でも報告されており、サポウイルスやロタウイルス、アデノウイルスが原因となることもあります。

ノロウイルス感染症になりやすい人

ノロウイルス感染症は、全年齢において発生する可能性のある病気ですが、中でも0~3歳の乳幼児に多く見られます。感染症情報センターの報告では1歳児にもっとも多く見られ、全体の25%程度を占めているとされています。理由は成人などと比較すると抵抗力が十分でないためです。

ノロウイルス感染症の治療法

ノロウイルスを治療するための薬は現在のところありません。嘔吐や下痢によって、体内の水分が少なくなっている状態であるため、脱水症状を防ぐために、基本的には水分や栄養の補給が治療として行われます。

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