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ノロウイルス

ノロウイルスには牡蠣から感染する!?

更新日:2018/05/16 公開日:2017/02/27

ノロウイルスの感染を防ぐために、まず注意したいのが食事です。特に牡蠣は処理を誤ると、ノロウイルスをそのまま口にすることにつながりかねません。なぜ牡蠣が感染につながるのかを、予防法とあわせてドクター監修の記事で解説します。

ノロウイルス感染症には、牡蠣の生食などが関係しているといわれています。なぜ牡蠣を生で食べることによってノロウイルスに感染する可能性があるのでしょうか。牡蠣とノロウイルスの関係、予防法について解説します。

なぜ牡蠣でノロウイルスに感染するのか

牡蠣は、多い時には1日のうちに10億個のプランクトンを捕食しています。その捕食では、1時間に10~20L以上もの大量の海水を吸い込むこともあります。この大量に吸引した海水から、中腸腺という消化器官にノロウイルスが蓄積され、また、濃縮されるために、牡蠣を食べるとノロウイルスに感染する可能性が出てきます。

しかし、ノロウイルスを持った牡蠣を食べると必ずしもノロウイルス感染症になるという訳ではなく、生や十分に加熱されていない場合でなければ感染のリスクはほとんどありません。中心部が85度以上になるように、しっかりと加熱することが大切です。

牡蠣以外でノロウイルスに感染する食べ物

ノロウイルスの感染において注意しなければならない食べ物は、牡蠣だけではありません。牡蠣と同様にプランクトンを捕食し、大量の海水を吸って体内にノロウイルスを濃縮させる恐れのある二枚貝も、ノロウイルスを持っている可能性があります。アサリやシジミなど、二枚貝を内臓ごと食べる際は、しっかりと加熱処理を行ってから食べるようにしましょう。

食べ物以外にノロウイルス感染症になる原因

ノロウイルスを予防するには、食べ物以外にも注意を払うことが大切です。たとえば、ノロウイルスが付着した手やものを口に入れた場合、感染する可能性が高まります。汚染された食べ物を直接口にしなくても、調理後の調理器具などにウイルスが付着している可能性もあるので、十分に注意しましょう。

また、すでにノロウイルスに感染している人が周囲にいる場合は、感染者の嘔吐物や便などが飛び散ることで感染する恐れもあります。通常ノロウイルスを含んだ水滴は1~2mほど飛散し、乾燥している場合でも口に入ると感染する恐れがあるので、適切に処理を行うことが大切です。なお、ノロウイルスは非常に感染力の強いウイルスで、たとえ口の中に入ってしまったウイルスが微量であっても感染してしまう恐れがあります。

ノロウイルス感染症にかかりやすい人

感染症情報センターのデータによると、全年齢の中でもノロウイルス感染症の発症率は、特に乳幼児に多いということが分かっています。一般的には、嘔吐や下痢といった比較的軽度な症状が見られるノロウイルス感染症ですが、乳幼児や高齢者の場合は抵抗力が弱く、重症化する恐れもあるので、症状が見られたら早めに医療機関を受診することが大切です。

ノロウイルス感染症を予防するために

ノロウイルス感染症を予防するには、経口感染対策と同時に接触感染における対策を行うことが大切です。まず、経口感染を防ぐためには、牡蠣を含めた二枚貝の調理は十分に加熱することを心がけましょう。

さらに、調理した後の調理器具などにもノロウイルスが付着している可能性があります。使用した器具は、ノロウイルスに有効な次亜塩素酸ナトリウムを用いて消毒すること、手洗いを徹底することを心がけましょう。

消毒液の作り方については、『自宅で簡単!ノロウイルスの消毒液の作り方』で詳しく解説しています。

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