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ロタウイルスの予防接種(ロタウイルスワクチン)の基礎知識

更新日:2017/12/14 公開日:2017/04/01

ロタウイルスは、予防接種を受けることで、重症化の予防が可能です。ロタウイルスのワクチンは単価と5価の2種類があり、どちらも、乳児期に任意で接種が可能です。ロタウイルスの予防接種について、ドクター監修の記事で解説します。

ロタウイルスのワクチンは、脱水症状の重症化や、脳炎や肝機能障害といった合併症を防ぐために有効です。現在日本では、ロタウイルスワクチンは任意の予防接種となっています。しかし、接種する場合は、乳児期の早いうちに行わなければいけません。本記事では、ロタウイルスワクチンについて詳しくみていきましょう。

2種類があるロタウイルスワクチン

ロタウイルスワクチンは、ロタウイルスを弱毒化した生ワクチンで、内服するものです。味は甘いシロップ味になっており、一度で1.5mlほどを飲むだけなので、乳児でも嫌がらず接種を受けることができます。現在、日本では単価ワクチンと5価ワクチンが認可されており、接種は希望によって受けられます。

単価ロタウイルスワクチン

1種類のロタウイルスを弱毒化したもので、流行中のウイルスに対して効果がみられます。2回接種型のワクチンで、4週間の間隔を空ける必要があります。

5価ロタウイルスワクチン

ウシロタウイルスとヒトロタウイルスなど、5種類のウイルスを弱毒化したものです。単価ウイルスよりも予防効果が高いとされています。3回接種型のワクチンです。

ロタウイルスの予防接種はいつから受けるべき?

ロタウイルスワクチンの予防接種は、生後6週から可能であり、初回接種は生後15週未満に済ませることが推奨されています。また、単価ワクチンの場合は生後24週までに、5価ワクチンの場合は生後32週までに受けなければいけません。

乳児期の早い段階で予防接種を受けなければいけない理由は2つあります。ひとつは、生後6か月後からロタウイルス感染が多くなるため、それよりも前の段階で予防するべきであることです。もうひとつは、赤ちゃんの月齢が大きくなってからワクチンを接種すると、腸の一部が重なってしまう腸重積のリスクが上がってしまうからです。現在のロタウイルスワクチンは安全性が高いのですが、過去、ワクチン接種が遅くなった赤ちゃんに腸重積が起きたというケースもあるため、早い段階での接種がのぞまれます。

重症化はワクチンで予防できる

ロタウイルス感染症の重症化は、ワクチンで予防することができます。ワクチンを接種した場合の重症化予防率は90%を越えています。軽症の感染症や、感染そのものを予防する効果は認められていないものの、80%程度でウイルス胃腸炎を予防できるという報告結果もあります。

ロタウイルスに感染した場合の治療とは?

ロタウイルス感染症については、基本的に薬物療法がありません。下痢止めや吐き気止めは、ウイルスを体内にとどめてしまうため、逆効果です。嘔吐や下痢によって起こる脱水症状を改善するためには、点滴や経口補水液による水分補給が行われます。

また、治療のために経口補水を摂取させている乳児に対して、母乳を与え続けることは可能です。継続した母乳の摂取は、下痢症状の軽減効果があるとされています。

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