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耳のトラブル

先天性耳瘻孔の症状と原因、治療法について

更新日:2017/04/17 公開日:2017/04/17

森本雅太先生

この記事の監修ドクター

森本耳鼻咽喉科 院長

森本雅太先生

先天性耳瘻孔は、生まれつき耳のまわりに小さな穴が開いているため、細菌などに感染するケースが多く見られます。ここでは、先天性耳瘻孔の原因と症状、検査の仕方、治療方法について、ドクター監修の記事で解説します。

生まれつき耳に小さな穴がある耳瘻孔は、先天性疾患の1つです。耳に違和感がある場合や、耳から強烈なにおいのある分泌物が出るなど、さまざまな症状をともないます。ここでは、先天性耳瘻孔の原因や症状、治療法などについて詳しく解説します。

先天性耳瘻孔とは

生まれつき耳の周りの皮膚に、針穴程度の小さな穴が開いている状態のことです。特に、耳の上前部に穴が開くことが多いですが、耳のひだ状の部分や穴の近くにできる人もいます。また、両耳に現れることが多いのも特徴です。穴を気にして手で触り過ぎると、細菌に感染して炎症を起こし、悪臭をともなった分泌物が出てくることがあるので、注意が必要です。

先天性耳瘻孔の症状について

清潔にしていない場合、腫れて化膿することがあります。その場合は膿を抜き取り、抗生物質を内服すれば1週間程度で症状が治まります。しかし、症状がよりひどい場合は切開して膿を出します。手術が必要なケースもあるため、常に清潔な状態を保つことが大切です。

先天性耳瘻孔の原因について

先天性耳瘻孔は、母胎内で耳が形成される際に、本来は閉じるはずの魚のえらのような管部分の穴が埋まらないことでできます。これは先天性の病気で、日本人に多く見られます。穴の形は人によって異なり、耳の前側にあることも多く、自然に閉じることがないのも特徴です。

先天性耳瘻孔は遺伝するのか

先天性耳瘻孔は、遺伝することの多い病気の1つです。両親のどちらかに先天性耳瘻孔がある場合は、子供にも症状が出やすい傾向にあります。

先天性耳瘻孔の検査について

先天性耳瘻孔は小児科医や耳鼻科医であれば、ほとんどの場合視診で診断がつきます。

先天性耳瘻孔の治療について

細菌に感染して痛みをともない、腫れている場合は抗生物質などの薬を使用します。しかし、症状がひどい場合は切開などで直接膿を出す場合もあり、さらに悪化すると手術で耳瘻孔を完全に摘出する場合もあります。ただし、手術をしたとしても、まれに再発することもあります。その場合は再手術をすることになります。

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