スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

腱鞘炎

腱鞘炎の治療について

更新日:2017/03/23 公開日:2017/03/07

腱鞘炎の治療法は、大きく分けると、手術以外の保存療法と手術療法の2種類に分類できます。ここでは、それぞれの治療法で、具体的にどのようなことを行うのかについて、ドクター監修のもと解説します。

腱鞘炎になると、痛くて手や指が動かせないなど、日常生活に支障が出ることも少なくありません。ここでは、腱鞘炎になったときの応急処置や、病院での治療法などを解説していきます。

腱鞘炎とは

腱鞘炎は、手や指を使いすぎたために、手首や指などの曲げ伸ばしにかかわる腱(筋肉と骨をつなぐ線維性の組織)と腱鞘(腱を覆う鞘(さや)のような組織)がこすれ合い、炎症が起きた状態です。腱鞘炎には、指に生じるばね指、手首に生じるドゲルバン病(狭窄性腱鞘炎)、ひじに生じるテニス肘(ひじ)など、発生する部位によっていくつか種類があります。

腱鞘炎になったときの自宅での処置

応急処置

炎症が強く、患部に腫れや熱感があるときは、炎症を抑えるために冷湿布などで患部を冷やし安静にします。

応急処置後の処置

患部の熱感が治まったら、血行を促進するために温湿布などで患部を温めます。ただし、関節に痛みが生じ腱鞘炎かもしれないというときは、痛みが悪化する前に、早めに整形外科の病院を受診することが大切です。

整形外科で行われる腱鞘炎の治療

腱鞘炎の治療法は、大きく分けると、手術以外の保存療法と手術療法に分類できます。

保存療法

安静…患部への刺激を少なくするために、手や指をなるべく使わないようにして安静にします。動きを制限するために、テーピングやサポーターなどの装具をつけることもあります。

薬…痛みや炎症が強い場合は、薬も処方されます。軽度の場合は、痛み止めの成分が入った湿布薬や軟膏を、重症の場合は、腱鞘の内部に局所麻酔の入ったステロイド剤を注射で投与します。この注射の効果は、だいたい3か月ほど持続します。

手術療法

保存療法をしても症状が改善しなかったり、再発をくり返したりする場合は、腱鞘の一部を切開し、腱を圧迫しないようにする手術(腱鞘切開)を行います。局所麻酔でできる手術で、手術時間も30分ほどで終わります。

腱鞘炎の予防法

腱鞘炎は、パソコン作業やテニスやゴルフなどのスポーツ、楽器の演奏、手芸、育児の際の抱っこなど、手や指を酷使している人がなりやすい病気です。手や指をよく使うという人は、腱鞘炎予防のために次のことを心がけましょう。

手や指の使いすぎを避ける

指だけでなく手を全体的に使う、片手だけでなく両手を使うようにするなど、手や指への負担を軽くしましょう。

手や指を使う作業は長時間続けて行わない

パソコン作業を始めると、集中して何時間も続けてしまうことがありますが、腱鞘炎予防のためには、こまめに休憩をはさみ、手や指を休ませましょう。また、その際に、手首周辺を伸ばしたり、指を反らせたり、腕や肩を回すなど、ストレッチをすることも効果的です。

腱鞘炎の予防と早期治療の重要性について

指や手が痛くて動かせなくなると、日常生活に支障が出てしまいます。腱鞘炎は、一度かかると治るのに時間がかかりやすいため、しっかりと予防をしていきましょう。指や手首に痛み、腫れ、動かしにくさを感じるときは、腱鞘炎だけでなく、関節リウマチ、手根管症候群、キーンベック病など疑いもあるので、早めにきちんと検査を受け、適切な治療を受けることが大切です。

腱鞘炎の基礎知識についての関連記事

腱鞘炎 サブテーマ

腱鞘炎の基礎知識 記事ランキング

fem.リサーチ