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腱鞘炎

手首の腱鞘炎について

更新日:2017/04/21 公開日:2017/01/31

腱鞘炎の中でも、手首に生じるものをドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)といいます。ここでは、ドケルバン病が起きるメカニズムや、ドケルバン病になったときの対処法などについて、ドクター監修のもと解説します。

親指側の手首に腫れや痛みがあり、親指を動かしたときに痛みが強くなるという場合は、手首の腱鞘炎かもしれません。

指や手首が痛くなる腱鞘炎とは

腱鞘炎は、腱と腱鞘がこすれ合って炎症が起きた状態のことです。腱は、筋肉と骨をつないでいるヒモのようなもので、筋肉と連動して動き、指や手首の曲げ伸ばしを可能にしています。一方、腱鞘は、腱を包む鞘(さや)のようなもので、腱の動きをなめらかにしたり、腱が浮き上がらないように押さえつけたりしています。

腱鞘炎はなぜ起きるのか

腱鞘炎は、パソコンやスマートフォンの使いすぎ、剣道やテニス、ゴルフなどのスポーツ、楽器の演奏、手芸、育児(赤ちゃんの抱っこ)など、手や指をよく使う人に多く見られます。

手首の腱鞘炎はドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

腱鞘炎は、起こる部位によっていくつか種類がありますが、手首に起こるものドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)といいます。手の甲を上にして親指を広げると、親指から手首にかけて、2本の太い線が浮き上がってきます。これが手首の腱で、ドケルバン病は親指を使いすぎたことで、この腱を包む腱鞘が肥厚し、その中で腱が圧迫されて炎症を起こすことで生じます。

主な症状は、親指側の手首の痛みと腫れで、患部を押したり親指を動かしたりしたときに痛みが強くなります。また、進行すると、親指をちょっと動かしただけでも激痛が走るようになります。ドケルバン病は、親指を中に入れて握りこぶしを作り、手首を小指側に曲げると、痛みが強くなるという特徴があるので、手首の腱鞘炎かもしれないというときは、自分でチェックしてみましょう。この方法は、フィンケルシュタインテストと呼ばれ、医療機関の診断にも用いられています。

手首の腱鞘炎(ドケルバン病)の対処法

手首の腱鞘炎は、親指を酷使していることで起こりやすいので、親指を安静にすることが大切です。初期の段階なら、テーピングやサポーターで固定し、親指の動きを制限するだけで痛みが軽減するケースもあります。また、炎症による腫れや熱感、痛みがあるなら、炎症を抑えるために、冷湿布で患部を冷やすのもよいでしょう。ただし、腱鞘炎が進行し、指を動かしたときに強い痛みを感じるという場合は、温めて血行をよくしたほうがよいので、温湿布を使います。

対処しても痛みが続く場合は病院で診察を受ける

自分で対処をしても症状が改善しない場合は、早めに整形外科を受診しましょう。病院では痛みをやわらげるために、消炎鎮痛薬の湿布薬や塗り薬を用います。重症の場合は、ステロイド剤や局所麻酔薬の注射を打ってくれます。

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