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腱鞘炎

腱鞘炎の原因とは

更新日:2018/06/20 公開日:2017/01/31

腱鞘炎は、筋肉と骨をつなぐ腱を包んでいる腱鞘という部分に生じる炎症のことです。ここでは、腱鞘炎の原因や、代表的な腱鞘炎であるばね指、ドゲルバン病の症状などをドクター監修のもと解説します。

手首や指の痛みの原因になる病気といえば腱鞘炎がありますが、そもそも腱鞘炎はなぜ起こるのでしょうか。ここでは、腱鞘炎の原因とともに、症状や予防法などについても解説していきます。

腱鞘炎とは

腱と腱鞘のこすれ

腱鞘炎は、腱と腱鞘がこすれることで生じる炎症のことです。腱とは、筋肉と骨を結びつけている細いヒモ状の組織で、腱鞘は、この腱のところどこを包み込んでいる鞘(さや)のような組織です。

腱鞘炎にはいろいろな種類がある

腱鞘炎には、手指に生じるばね指、手首に生じるドゲルバン病(狭窄性腱鞘炎)、ひじに生じる上腕骨外側上顆炎(テニス肘)、肩に生じる上腕二頭筋長頭腱炎など、発生する部位によって、呼び名や症状が異なります。

腱鞘炎の症状

ばね指

ばね指は、指の腱や腱鞘に起こる腱鞘炎で、指のつけ根部分に腫れ、痛み、熱感が生じます。進行すると腱鞘の内部が炎症で狭くなり、その中で腱が引っかかって、指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなります。

ドゲルバン病(狭窄性腱鞘炎)

手を広げて親指を反らせると、親指から手首にかけて2本の腱が浮き上がってきます。ドゲルバン病は、この部分の腱や腱鞘に生じる腱鞘炎で、手首の親指側が腫れて痛みます。また、親指を動かすと、手首の親指側が強くうずくように痛みます。

腱鞘炎の前兆・初期症状

前兆

腱鞘炎ではまず前兆として、炎症によって腱や腱鞘が腫れ上がり、その部分に腫れ、熱感、痛みを感じます。

初期症状

腱鞘炎の初期段階では、腱鞘に腱が引っかかるようになり、腱がスムーズに動きにくくなります。また、腱を動かすと痛みが増し、ギシギシするような感じや引っかかっている感じもするようになります。

腱鞘炎の原因

手指を酷使している

腱鞘炎は、パソコン作業やスポーツ、育児、手芸、楽器の演奏など、手指を酷使する人によく起こります。そもそも腱鞘炎とは、腱と腱鞘がこすれて炎症を起こした状態のことですが、手指を使いすぎると腱鞘が厚くなったり、腱の表面が傷ついたりして、こすれやすくなります。最近では、スマホの使いすぎで腱鞘炎になる人も多いようです。

女性ホルモンの影響

更年期や妊娠時・産後の女性も腱鞘炎にかかりやすい傾向があります。これは、女性ホルモンのバランスが乱れることで、手足がむくみやすくなることが関係しているのではないかと考えられています。

腱鞘炎の予防のために気をつけたいこと

  • 腱鞘炎は、手指を使いすぎることで生じやすい病気です。指先だけを使わずに手を全体的に使ったり、カバンは持ち手を指でつかむタイプのものではなく、肩にかけたり背負ったりするタイプのものにしたりするなど、手指への負担を軽減させる工夫をしましょう。
  • パソコン作業など、同じ作業を長時間行うときは、こまめに休憩をはさみましょう。また、肩や腕のストレッチをして筋肉をほぐすのも腱鞘炎予防に有効です。
  • 腱鞘炎は、悪化すると治りにくく日常生活に支障をきたしやすいので、腱鞘炎と疑われる症状があるときは、早めに病院を受診することが大切です。

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