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おでこのシワの原因と消すための予防・改善といった対策方法

更新日:2018.07.25
公開日:2016.11.29
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

顔の中でもっとも目立つおでこのしわは、見た目年齢を上げてしまう悩ましい存在です。また、消す事が難しく加齢とともに深く刻まれていきます。ここでは、おでこのしわの原因と改善方法、予防方法をドクター監修の記事で解説します。

できてしまうと一気に老けた印象を与えてしまうおでこのしわ。若い頃は会話中の表情の変化で現れますが、正しいケアをしなければそのまま定着して深く刻まれてしまいます。

そのような悩ましいおでこのしわの原因や改善方法、予防方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

おでこにできるシワの原因

一般におでこのしわは「表情ジワ」に分類されます。この表情ジワとは、笑ったときや目を見開いたとき、日常の中で無意識にする表情などでできるしわが、真顔になっても残ってしまう状態を指します。また、肌は紫外線などによる乾燥や加齢による水分不足、コラーゲンやエラスチンの減少で弾力が失われてしまいますが、その状態で同じ表情をくり返していると、一時的にできるしわがもとに戻らず肌に定着してしまうのです。

眉間の縦シワと額の横シワが原因

おでこのしわには額の中心の左右にできる横のしわと、眉間に縦にはいるしわの二種類がありますが、どちらも表情や皮膚の形状が肌に記憶されることでつくられます。

横にはいるしわの場合は頭皮が垂れ下がってくることや、筋肉の低下が原因に加えられます。

また、加齢とともに眼瞼下垂といって瞼の開きが悪くなってしまうと額の筋肉(前頭筋)の動きで代償的に瞼を持ち上げるようになってしまうため額にシワが出来てしまう方も多く見られます。

眉間にできる縦のしわは、しかめっ面などの不機嫌な表情からくるしわです。不機嫌な表情が顔に定着するなんて、あまりいいことではありませんので、なんらかの予防をすることが望ましいでしょう。また眉間のシワは近視などがありピント調節のために遠くを睨むクセのある方にも生じやすいです。

紫外線や乾燥も原因に

紫外線や乾燥による肌へのダメージがしわができる原因のひとつですが、おでこは紫外線を受けやすく外気にふれやすいため、しわができやすい部分だと言えます。また、おでこは皮脂の分泌量も多くてかりやすいので、洗顔や洗髪の時に洗い過ぎてしまうことも、しわができる原因の1つとなります。過剰な洗顔は皮脂を取りすぎて乾燥が進んでしまいますので、優しく労わるように洗ってください。

おでこのシワの予防と改善方法

消すことが難しいといわれるおでこのしわですが、生活習慣の改善やスキンケアによってある程度薄くすることは可能です。万全の対策をして、若々しい表情を取り戻しましょう。

自然な表情を心がける

おでこの横ジワは「前頭筋」、眉間の縦ジワは「皺眉筋(スウビキン)」という筋肉を動かすことによって、つくられます。また、作り笑いをするときのように無理に顔に力をいれてしまうと、過剰に筋肉が働き肌に負担をかけてしまいます。

常に自然な表情を心がけることが、おでこのしわの予防と改善に役立ちます。また、正しい姿勢を保つことも顔の筋肉に負担がかからないため、有効な方法です。

紫外線を浴びないようにUVケアをしっかり

肌のなかでも、真皮層の水分量を保つことがしわをつくらない秘訣です。そのためには、コラーゲンとエラスチンの機能を高める必要があります。

コラーゲンには、水分を保ち酸素の供給や老廃物の除去など肌の弾力を維持するための役割があり、エラスチンはそのコラーゲンを支えています。しかし、紫外線を浴びることによるダメージや、ストレス、生活習慣で発生する活性酸素によって、このコラーゲンとエラスチンの機能が低下してしまうのです。

そのためにも、なるべく紫外線を浴びないようにUVケアをすることが大切です。また、活性酸素による肌ダメージを防ぐためにも、良質な睡眠を取ったりストレスを溜めたりしない、タバコを吸わないなどの正しい生活習慣を心がけてください。

ビタミンC配合化粧品などでスキンケアを

おでこのしわの予防や改善には、正しいスキンケアをすることがポイントです。スキンケアで肌の保湿や紫外線ケアを心がけましょう。また、コラーゲンの生成を促すビタミンC配合の化粧品も有効ですので、ドラッグストアなどで探してみるのもいいでしょう。

眉や眉間をマッサージ

眉のあたりから上に向かって指で皮膚を押しあげることや、眉間から外側に向けてソフトにマッサージすることは、皮膚がたるんでできたおでこのしわの改善に有効です。入浴中などの血流のよい時を利用して、毎日繰り返し行うことが大切です。

頭皮マッサージで血行促進

頭皮と顔の皮膚は繋がっているため、頭皮がコリで固くなるとおでこに負担がかかり、しわの原因のひとつになるといわれています。たとえば、毎日のシャンプー時に頭皮をマッサージすることで、頭皮のコリがほぐれておでこへの負担が軽減し、しわが改善される場合もあります。

クリニックでの治療も有効な対策方法

しっかりとおでこに刻まれて改善がみられない深いしわには、クリニックでの治療がおすすめです。

代表的な施術として、筋肉の動きを弱めてしわを改善する「ボトックス注射」や、皮膚の容量を増やししわを埋めたり溝を盛り上げたりしてくれる「ヒアルロン酸注射」があります。どちらも体に吸収されるため、定期的な注射が必要ですがとても有効な対策といわれておりますのでおすすめです。

ただし、人によっては副作用やダウンタイムが長引くなどのデメリットもあるため、十分なカウンセリングを受けることが大切です。

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