たるみ・ほうれい線の原因とケア方法
ほうれい線の原因は?予防するエクササイズと対策方法
更新日:2017/12/11 公開日:2016/11/30
この記事の監修ドクター
札幌シーズクリニック 院長
大久保真 先生
ほうれい線ができる原因
ほうれい線ができる原因には、顔のむくみ、乾燥、骨格の歪み、精神的なストレスの5つがあります。まずはほうれい線とそれら原因の関係性についてご説明します。
顔のむくみ
運動不足、塩分やアルコールの取りすぎ、冷えなどによって顔がむくんでしまうと、顔の血流が悪くなります。すると老廃物が溜まりやすくなり、ほうれい線ができやすくなってしまうのです。また、このむくみが繰り返し起こることで肌のハリがなくなり、重力によって肌が下に垂れてしまうことでもほうれい線は目立ちやすくなります。
肌の乾燥
肌が乾燥してしまうと、よく動かす目元や口元に大きなシワができてしまいます。そして、このシワは皮膚の深い部分にまで形を残してしまうのです。この乾燥によるほうれい線は、年齢や肌質のタイプに関係なく引き起こされてしまいます。
猫背など姿勢が悪い
仕事でデスクワークが多い人は姿勢が悪くなりやすく、全身の血行も滞ってしまいがちになるというように、身体のすべての機能はなんらかの形でリンクしています。なかでも猫背の人は、僧帽筋が弱く顔の筋肉を上に引き上げる力が弱いため、ほうれい線が目立ちやすくなる傾向があります。ほうれい線と姿勢は関係がないように思われがちですが、実は深い関わりがあるのです。
表情筋の衰え
表情筋は筋肉組織であり、ずっと使っていないと衰えてしまいます。ほうれい線に関わってくる筋肉は「イー」と発音したときに使われる筋肉で、この筋肉が衰えてしまうとほほがたるんでしまい、ほうれい線が目立つことになります。
精神的なストレス
ストレスがかかるとホルモンの影響を受け、顔の血管が収縮して血行が悪くなってしまいます。血行が悪くなれば、顔のむくみと同じく老廃物が滞って、ほうれい線ができやすい体質になってしまいます。また、ストレスから表情が硬くなり無意識のうちに口の端が下がってしまうことも、ほうれい線ができる原因となります。
ほうれい線を予防するエクササイズ
できてしまったほうれい線も、努力次第で気にならない程度まで消すことができます。まずは、先ほどご紹介したような原因を作りだす状況を改善することから始めましょう。そして、そのうえでぜひしていただきたいのが、ほうれい線の解消に効果の高いエクササイズです。その中でも効果的なものをいくつかご紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。
1日10分!ベロ回し
1. まずは口を閉じ、舌の先を歯茎と上の歯のあいだに入れます
2. そのまま口の中を大きく時計周りに舌をゆっくり動かします
3. おでこに手を当て、まゆげが上がらないようにしながら舌と一緒に目も回します
4. 3回転を1セットとして、逆回転も行ないます
数回繰り返せば顔全体が温まり、血行がよくなるのを感じることができるほど効果が実感できます。慣れない間は短い時間でもいいので、試してみてください。
簡単!歯ブラシエクササイズ
1. 毛を下にした歯ブラシをくわえ、口をすぼめます
2. その歯ブラシを吸い込み、そのままキープしながら8カウント数えます
3. 次に歯ブラシの背の部分を使って、口の内側からほうれい線を伸ばすように上から下へ動かします
あまりたくさんやりすぎてしまうと他の部分にシワができやすくなるので、一日3回程度にしておきましょう。毎朝歯磨きのときに行なう習慣をつけると忘れずに続けられるかと思います。
ほうれい線を予防する対策方法
今はほうれい線が目立たない人も、今後ほうれい線ができてしまわないように予防を心がけておきましょう。
食べ物の見直し
ほうれい線に乾燥は大敵です。また、肌のうるおいを守るためには、細胞の浸透圧に関係しているミネラルの摂取が欠かせません。特にナトリウムとカリウムが重要なのですが、ナトリウムは普段の食事でも摂取しやすい栄養素なので、一方のカリウムを意識して摂取するといいでしょう。
おすすめの食材は、バナナ、さといも、じゃがいも、納豆です。また、抗酸化作用があり血行を促す効果のあるビタミンEも積極的に摂取しましょう。おすすめの食材はアボカド、卵黄、アーモンドです。
ただ、同じ食材を一度に大量に食べたり続けて食べ続けたりすることはNGです。毎日の食事の中に、さりげなく組み入れてバランスのいい食事を心がけてください。
メイクなどで乾燥対策
外出が多かったり日光に長時間当たったりするなど、普段過ごしている生活環境で肌が乾燥しやすいようであれば、スキンケアを入念にするのも大切です。メイクの上からでも簡単に使用できる美容液を使うなど、積極的に乾燥対策をしっかりと行ないましょう。また、血行を促す美容液やクリームも効果的ですので、毎日継続して使い肌のうるおいをキープしましょう。
正しい姿勢
先ほどもお話したように、姿勢が悪いとほうれい線ができやすくなります。デスクワークが多い人は、定期的に時間を決めてストレッチを行なうなど、日頃から猫背を改善できるよう意識して過ごしましょう。また、横になったりうつ伏せで寝てしまったりする人は、なるべく仰向けで寝られるように心がけましょう。
たるみやシワを改善する表情筋の筋トレ
ほうれい線の解消に効果的な表情筋のエクササイズを行なうことも、とても効果的です。表情筋が鍛えられれば、ほうれい線の予防になるだけでなく、顔の表情も明るくなって笑顔も素敵に見えるので、積極的に行なうようにすると内面も外面も魅力的になれます。
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