ムダ毛の処理方法もさまざまですが、一般的な方法としては、二つに分かれます。一つはカミソリや毛抜きを使用した「自己処理」、二つめは、サロンや医療機関によって毛を生えにくくしたり、毛を生えないようにしたりする「脱毛」になります。これらをまとめて脱毛と呼んでいる方も多くいるとは思いますが、全く異なるものになりますので覚えておくとよいでしょう。今回は自己処理と脱毛の方法を中心に説明していきます。
毛を剃る際の自己処理
- カミソリ
毛を剃ることが一般的に自己処理で行われるスタンダードな方法になります。毛を剃るために用いられる道具は大きく分けて三つとなります。まず一つ目はカミソリです。スーパーやドラッグストア、身近にあるコンビニエンスストアでも安価で購入できるため、もっとも手軽で簡単な方法になります。しかし、肌へのダメージも大きいため気をつけて使用する必要があります。
- 電気シェーバー
電気シェーバーという言葉自体聞きなれない人もいると思いますが、わかりやすく簡潔に述べると電動カミソリのことを指します。電気シェーバーはカミソリと比較しても肌を傷つけにくいため、肌荒れしやすい人でも使用することができ、場所を選ばず手軽に使用することが可能です。しかし、深剃りができないため、剃り残しが起こることもしばしばあります。
- トリマー
トリマーとは、ペンタイプの小型電動カミソリのような機械で、電気シェーバーに比べて刃が小さくバリカンのようになっています。小さいという利点を利用して、産毛や細い毛を処理するときに役立つ道具となっています。
毛を抜く際の自己処理
- 毛抜き
ピンセットを用いて、毛を抜く方法になります。毛穴から抜くため、抜いた後はしばらく生えてこないという利点もありますが、毛穴へのダメージが大きいため気になる方は他の方法も用いるほうがよいかもしれません。
- 脱毛テープ
皮膚に貼り付けてはがす方法になります。こちらの方法を用いることで毛抜きよりも広範囲の毛をまとめて抜くことができます。しかし、毛抜き以上に毛穴へのダメージも大きく、皮膚そのものにも大きな負担がかかってしまうというデメリットもあります。
- 毛を焼き切る際の自己処理
- 熱線式の除毛器
肌の上を滑らせることによって熱線が肌の上にある毛を焼き切る機械になります。毛先が丸みを帯びたり、毛を剃ったり、抜くときに生じるチクチクとした感覚はなくなりますが、誤って皮膚を火傷させてしまう危険性もあるので使用には細心の注意を払う必要があります。
- 薬剤を使用する際の自己処理
- 除毛剤
毛を溶かすクリームのような薬剤です。他の方法以上に毛はキレイに処理することができますが、肌に大きな負荷がかかってしまうため、VIOなどの粘膜に近い部位や、顔などには不適切です。また、多用するのは控えた方がよいでしょう。
- 脱色剤
こちらは毛の色素を薄める薬剤となっています。肌に負担の大きい薬剤を使用しているため、毎回パッチテストが必要です。生えている毛を目立たなくすることはできますが、毛自体をなくすものではありません。
また、脱色してしまった毛は後にエステの光脱毛や医療レーザー脱毛ができなくなることがあるため注意が必要です。
- 抑毛剤
毛の成長スピードを落とし、毛の太さを抑える効果があります。除毛剤とは異なり、肌への負担は少ないですが、効き目が出ない場合もあり、効果に個人差があるところがネックです。そして一度の自己処理にかかる費用が高いこともデメリットになります。
- 脱毛器を使用する際の自己処理
- 家庭用脱毛器
自宅で行えるため、時間の制約なしで行うことができます。入手さえしてしまえば以降は無料で使用できるというメリットがあります。しかし、高価格ということもあり、金銭面で余裕がなければなかなか手が出しづらいというデメリットもあります。また、使い方を間違えるとヤケドや、光線による目の障害を負う可能性があるため注意が必要です。
- 脱毛方法とは
- 脱毛サロン
他の方法に比べて低価格で肌にもやさしいことが特徴となります。定期的に店舗でキャンペーンが実施されている場合もあり、手軽に始めることができます。サロンでは光を使って毛を生えにくくする脱毛方法が主流です。技術の高いエステティシャンが施術に当たるなど、安心して通えるサロン選びが重要です。
- 医療機関(クリニック)
脱毛サロンとは異なり、料金も高く設定されていることがありますが、医療レーザーを使用して毛根組織をしっかりと破壊するため、高い脱毛効果が得られます。肌へのダメージが出た場合でも、医師が常駐しているため安心です。料金やアフターケアなど、足を運ぶクリニックの評判を調べておくとよいでしょう。
- まとめ
ムダ毛を処理する方法としては、カミソリや毛抜きを用いる「自己処理」と、サロンや医療機関(クリニック)によって、毛を生えにくくしたり毛を生えないようにしたりする「脱毛」があります。前者は後者と比べて、比較的安価で行えますがその分肌へのダメージが大きいというデメリットがあります。そして、時間がたてばまた処理を行う必要もあります。「脱毛」は、全体的に前者と比べて値段はかかりますが、その分しっかりとした処理を行うことができます。近年では、サロンや医療機関(クリニック)での脱毛の人気が高くなっています。しかしながら、今生えている毛しか処理できないこともあり、数回に渡って施術を行わなくてはならないというデメリットがあります。自己処理は自分で行わなくてはならないため、使用方法を誤ってしまうと皮膚が傷つき、色素沈着や埋没毛の原因となることもありますので、適切な処理をしてもらえるサロンまたは医療機関(クリニック)にて脱毛してもらうことが安全かつ肌にもよいかと思われます。
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