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知覚過敏

知覚過敏の治療薬について

更新日:2017/08/18 公開日:2017/02/27

村瀬俊彦先生

この記事の監修ドクター

むらせ歯科医院 院長

村瀬俊彦先生

知覚過敏になると、歯に歯ブラシが当たっただけでもしみてしまいます。できることならすぐに治したいものですが、知覚過敏の治療に使われる薬にはどのような種類があるのでしょうか。ドクター監修の記事で詳しく解説します。

知覚過敏のつらい症状を治療するための薬にはどのようなものがあるのか、詳しく解説します。

歯医者で使われている知覚過敏の治療薬

知覚過敏は、歯の表面にあるエナメル質が削れることで内部にある象牙質が露出し、象牙質に無数にある管の内部の液体が動き、神経を刺戟することで「キーン」とした感覚が生じるものです。

治療方法には、歯の神経の周りにバリアを張り痛みを感じにくくする「鈍麻」、象牙質の管の内部の液体を動かないようにする「凝固」、象牙質の表面にコーティングをする「蓋」の3つがあります。それぞれの主な薬と特徴、効果は以下の通りです。

鈍麻の作用を目的として使われる知覚過敏の治療薬に用いられる成分

  • 硝酸カリウム…神経に痛みを伝えにくくし、ブラッシング時に継続的に使用します。
  • 乳酸アルミニウム…唾液中のリン酸イオンに反応し象牙質の管を封鎖します。
  • シュウ酸カリウム…象牙質の管の中でシュウ酸カルシウムを結晶化、沈着させ象牙細管を封鎖します。

上記の成分は、知覚過敏が気になる方を対象にした歯磨き粉にも含まれています。

凝固の作用を目的として使われる知覚過敏の治療薬に用いられる成分

  • グルタルアルデヒド…象牙質の管の中にある組織液やタンパク質を凝固する効果があります。歯科医での治療に使用され、毒性もあるため歯肉保護や防湿が必要です。

蓋の作用を目的として使われる知覚過敏の治療薬に用いられる成分

  • シュウ酸…シュウ酸カルシウムの結晶を作り、患部に蓋をし、知覚過敏を抑制します。歯科医での治療に使用されます。
  • フッ化ナトリウム…象牙質表面の石灰化を促し、象牙質の管に蓋をすることで、痛みの伝わりを遮断する効果があります。歯科医での治療に使用されます。

薬が効かなかった場合の対処法

知覚過敏の治療に使われる薬は、一度塗布して治療が終わるわけではありません。たとえば、歯磨き粉は毎日くり返し使うことで痛みを緩和する効果が出ます。薬剤で患部に蓋をした場合は、日常の歯ブラシなどでコーティングがはがれてくるので、数か月ごとに足していく必要があります。治療が終わっても気になる症状が出た場合は、早めに歯科医師による診断を受けてください。

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