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たるみ毛穴に悩まされないためのケア方法

更新日:2018.07.12
公開日:2017.04.05
ドクター画像
この記事の監修者
品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香

「毛穴がたるんで目立つ」という悩みは年齢を重ねるほど増えてきます。そんなたるみ毛穴(帯状毛穴)が起こる原因や、美容医療で治療する方法、毎日の生活でできる対策についてドクター監修の記事で解説します。

年齢を重ねると気になってくるのが、帯状毛穴とも呼ばれる毛穴のたるみです。ここでは、たるんだ毛穴を引き締める方法をご紹介します。

どうして毛穴がたるむのか?

毛穴は皮膚がくぼんだ状態になっています。もともとの大きさは男性ホルモンの量の影響により人によって異なりますが、肌の弾力が低下してたるんでくると必然的に毛穴は開いていきます。肌の弾力を保っているのは皮膚に存在しているコラーゲンやエラスチンなどです。しかし、加齢によってコラーゲンやエラスチンを生成する能力が徐々に失われていくので、たるみ毛穴が目立つようになってしまいます。

美容医療・クリニックでたるみ毛穴を改善する治療

たるみ毛穴の悩みを解決するためには、肌に弾力を取り戻さなければなりません。真皮層内のコラーゲンを増やしたり、肌の生まれ変わりを促したりして、肌に弾力を与える美容医療の技術をいくつかご紹介します。

フォトフェイシャルファースト

光治療のフォトフェイシャルをより進化させたフォトフェイシャルファースト。IPLという光を肌に照射して、コラーゲンを生成する線維芽細胞の働きを活性化します。保湿作用もあるので、ハリのある肌を手に入れられるといわれています。

フラクセルレーザー

通称ですが肌再生レーザーとも呼ばれるフラクセルレーザーは、コラーゲンやエラスチンが存在する真皮層に熱ダメージを与えて、肌の生まれ変わりを促します。減少したコラーゲンを増やすことにより、たるんだ毛穴を引き締める効果があるといわれています。

サーマクール

レーザー光線の数十倍の強さのRF波という高周波を利用し、肌の真皮層を再構築します。熱エネルギーによってコラーゲンの生成を促進するので、肌のハリを取り戻し、毛穴をふっくらとさせ、目立たせなくする効果が期待できます。

ケミカルピーリング

肌に残る古い角質を、薬剤の力を利用して取り除く方法です。古い角質が皮膚表面に蓄積されていると、肌は正常に生まれ変わることができません。そこで、ピーリングにより肌の新陳代謝を高めて、コラーゲンやエラスチンなどが生成されやすい状態に整えてあげます。

カーボンピーリング

レーザーや光治療によるピーリングです。たるみ毛穴が気になる部分に医療用の超微粒子カーボンクリームを塗り、レーザーや光を照射します。すると、カーボンの色素に熱エネルギーが反応して、毛穴の奥にある線維芽細胞を活性化し、コラーゲンが増殖されます。

クリスタルピーリング

化学薬品ではなく、クリスタルの粒子を利用して古い角質を取り除きます。ケミカルピーリングと同様に古い角質を除去して肌の生まれ変わりを促進しますが、薬剤アレルギーのある人でも行える肌に比較的やさしいピーリングといえるでしょう。

たるみ毛穴対策に欠かせない日常生活でのケア&ポイント

毛穴のたるみをもたらすのは加齢だけではありません。日常生活におけるちょっとしたことが肌の弾力を失い、たるみ毛穴を悪化させている可能性があります。次の点をしっかりと意識して、生活習慣から見直していきましょう。

洗顔

毛穴ケアの基本は洗顔です。毛穴につまった汚れをきちんと洗い流し、新陳代謝が正常に行える状態を保ちましょう。ただし、洗い過ぎは逆効果です。適量の洗顔料に水をたっぷり含ませてフワフワに泡立ててから、泡で汚れを包み込むようにやさしく洗ってください。そして、すみずみまで十分に洗い流します。特に毛穴の気になる鼻まわりにすすぎ残しのないように気をつけましょう。

保湿

肌の一番上にある角質層は、部位にもよりますが約0.2mmの厚さしかありませんが、保湿成分の働きによりうるおいを保っています。しかし、肌が乾燥すると角質層がはがれて水分を保っていられなくなります。すると肌の弾力が失われ、毛穴がたるんでしまいます。洗顔後は肌から水分が蒸発してしまう前に、肌に合った保湿ケア用品で水分と油分を補いましょう。

食事

栄養バランスが偏った食生活を送っていると、肌の健康が損なわれます。コラーゲンやエラスチンを生成するには、アミノ酸が欠かせません。また、肌の老化を防ぐためにタンパク質やビタミン、ミネラル、鉄分を積極的に摂取するよう心がけるとよいでしょう。

紫外線

紫外線が肌の奥にある真皮層まで到達すると、コラーゲンやエラスチンを壊してしまいます。加齢によりコラーゲンやエラスチンを生成する機能が衰えているうえに、紫外線によって傷つけられてしまうと、肌はますますたるんでしまいます。波長の長いUV-Aは窓ガラスも通り抜けるため、室内にいるときにも日焼け止めを塗るといった対策が必要です。

喫煙

タバコを吸うと、コラーゲンの生成に不可欠なビタミンCが破壊されてしまいます。また、タバコにはコラーゲンを分解するコラゲナーゼという酵素の働きを活発にする作用もあるので、肌の弾力は失われることになってしまいます。さらに、活性酸素が発生して細胞が酸化するので、肌老化が加速します。たるみ毛穴が気になる人は禁煙したほうがよいでしょう。

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