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副鼻腔炎(蓄膿症)

副鼻腔炎による頭痛

更新日:2018/05/15 公開日:2017/03/22

鼻が詰まってしょうがない症状に加えて頭が痛いと悩んでいる人がいれば、それは副鼻腔炎が原因かもしれません。今回は、そのような頭痛をともなう副鼻腔炎について、原因や改善方法などについてドクター監修の元ご紹介します。

副鼻腔炎(ふくびくうえん)とは、副鼻腔(ふくびくう)と呼ばれる器官で炎症が起きる症状のことです。副鼻腔炎は頭痛をともなうことがありますので、そのようなときの原因や緩和方法について詳しく解説していきます。

副鼻腔炎の症状

副鼻腔とは、鼻の周辺の頬や眉間、そして額の裏側にある空間のことを言います。副鼻腔炎という病気はこれらの副鼻腔の粘膜が炎症を起こしたり、膿や腫れが生じたりする病気のことを指します。

副鼻腔炎の原因

副鼻腔炎は鼻の穴とつながっています。たとえば、鼻風邪(はなかぜ)を引いたときなどに細菌やウイルスが鼻腔で感染拡大をして、それが副鼻腔へ広がっていったときに副鼻腔炎となってしまう可能性があります。また、自身の白血球の一つである好酸球が原因となっている場合もあるようです。

副鼻腔炎の症状

副鼻腔は、一般的に次のような症状が引き起こされることが多いようです。

・鼻水

・後鼻漏(こうびろう)

・鼻づまり

・副鼻腔の痛み

・嗅覚障害

副鼻腔炎の症状として重いのが鼻水や後鼻漏です。通常の鼻水というのは、透明な色や薄い色であることが多いです。一方、副鼻腔炎は細菌感染を引き起こしていることが多いため、白血球がその細菌と闘い、それらの死骸が鼻水の色を濃い黄色や白濁した色に変化させることがあります。また、鼻水の粘度が高くなり、さらに粘膜の炎症による腫れで、鼻水が鼻の中でつまりやすくなってしまうことがあります。

副鼻腔の痛みというのは、このような副鼻腔の粘膜感染により膿がたまることで、痛みを生じると考えられています。

副鼻腔炎による頭痛の原因

副鼻腔炎になると頭痛を感じてしまうことがありますが、その原因としては下記のようなことが考えられます。

三叉神経の刺激症状

副鼻腔炎を発症してしまうと、三叉神経(さんさしんけい)を刺激してしまうことがあり、それにより頬や眉間、そして額に痛みを感じてしまう場合があります。また、頭全体が痛くなったり、後頭部だけが痛くなったりするような症状が現れる場合もあるようです。

副鼻腔は関係するが副鼻腔炎でない場合も

副鼻腔炎ではなくアレルギー性鼻炎により頭痛が引き起こされる場合があります。アレルゲンが鼻の粘膜に付着することでアレルギー症状が引き起こされると、鼻の粘膜が腫れてしまうことがあります。それにより副鼻腔への入り口の近くで炎症が起きると、副鼻腔内への空気の循環が悪くなります。その結果、副鼻腔内での換気障害により圧力差ができてしまい、頭痛を引き起こしてしまう可能性があります。

その他の病気が原因の頭痛

その他にも、頭痛が引き起こされる原因としてさまざまな病気があり、中には注意すべき病気もあります。たとえば、鼻やのどのつなぎ目にあたる上咽頭にできるがんがあります。初期症状はあまり感じられないのですが、進行すると頭蓋底に入り込んで頭痛を生じることがあります。

副鼻腔炎による頭痛の緩和方法

副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎であれば自然と回復することもありますが、慢性化してしまうと中耳炎などの他の病気を引き起こすことがあります。それらの症状を予防したり早めに緩和させたりするためには、早期に適切な対処を行うことをおすすめします。

副鼻腔炎の治療が先決

副鼻腔炎による頭痛を緩和させる最大の対処法は、原因となる副鼻腔炎を治療することといわれています。副鼻腔炎の治療法は症状によって変わってきますので、ドクターの判断を仰ぐようにしましょう。ここでは症状の1つである頭痛を緩和させる方法について紹介します。

鎮痛剤の服用

対症療法としてもっとも即効性のある方法が、鎮痛剤を飲むことです。市販の鎮痛剤でも効果があるとされていますが、原因や体質によっては頭痛以外の症状が悪化する可能性があります。したがって、ドクターに相談をしたうえで適切に服用するようにしてください。

体を温める

体が冷えた状態だと、副鼻腔内の膿の排出が遅くなることがあります。部屋の空調をコントロールして、過ごしやすい室温にしておくようにしましょう。また、蒸しタオルなどを副鼻腔周辺に置いてあげて温めることもおすすめです。

副鼻腔炎の治療で頭痛は改善される?

頭痛が起こる原因の項目でも解説したように、副鼻腔に細菌が侵入して増殖すると、副鼻腔内の粘膜が腫れたり膿がたまったりします。それにより三叉神経の刺激症状が発生して痛みを誘発してしまいます。副鼻腔炎の治療を行い、副鼻腔内の粘膜の腫れや膿が軽減されることで、頭痛を緩和させることが期待できると考えられます。

副鼻腔炎の治療方法

副鼻腔炎の治療方法としては、急性副鼻腔炎の場合は抗生物質や抗炎症薬を使用する場合が多いようです。また、慢性副鼻腔炎の場合は、マクロライド系の抗生物質を2~3か月投薬治療する方法が一般的といわれています。これらの方法は、重症化していない副鼻腔炎であれば、十分改善が期待されていますので、まずはドクターに相談することをおすすめします。

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