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シラミを予防するための方法

更新日:2017/04/29 公開日:2017/03/31

この病気・症状の初診に向いている科
皮膚科

シラミは感染するとかゆみを生じ、虫が寄生しているという不快感もともないます。アタマジラミは、子供の集団生活の場で流行り、子供の家族へと感染が拡大します。シラミの感染予防について、ドクター監修の記事で解説します。

シラミの感染の予防について、スキンケアや環境・生活習慣ごとに詳しく説明していきます。

シラミの感染は予防できる

ヒトに寄生して血液を吸って生きているシラミには、頭に寄生するアタマジラミ、陰毛に寄生するケジラミ、衣類に寄生するコロモジラミがあります。それぞれ、見た目や感染する部位、感染する原因、感染経路も異なります。シラミの感染を予防するには、スキンケアや生活環境、生活習慣において、感染しやすい環境をつくらないことが大切です。

アタマジラミは、ヒトの頭に寄生するシラミであるため、シラミが感染しにくいように頭や髪の毛を整えることと、感染経路を断つことを行うようにします。

ケジラミは、陰毛に寄生するシラミであるため、予防には、陰毛にシラミが寄生しにくいようにすることと、性的な接触で感染するため、性的接触を持つパートナーと一緒に予防することが必要です。

コロモジラミは、衛生環境が悪い場所で発生するため、生活環境を整えること、身体や身につけるものに気をつけることで予防できます。

日頃から、シラミの感染予防を行うことで、感染したときにも早めに見つけることができ、早い対処が行えます。感染を拡げないためにも予防を行っていきましょう。

シラミの感染予防、スキンケアについて

アタマジラミは、頭にシラミが感染しても、毎日しっかりとシャンプーで髪の毛を洗い、ブラシで髪の毛をとくことで、頭皮や髪の毛についているシラミの成虫や幼虫は、洗い流すことができます。もし、髪の毛に卵が寄生している場合は、卵が孵化して幼虫になるまでに1週間ほどかかるため、卵からかえった成虫も駆除するまで、毎日シャンプーで洗髪し、ブラッシングすることが大事です。

シラミの成虫は、1回に5~8個の卵を髪の毛に産み付けます。洗髪で成虫が洗い流されず、髪の毛に残ってしまった場合には、卵がどんどん増えてしまいます。シラミを駆除できずに数が増え続けると、集団生活の場で他の人や、家族にうつしてしまうリスクが高まります。洗髪後には髪の毛を乾かし、髪の毛にシラミの卵が付いていないかのチェックを行って、シラミの数を増やさないようにしましょう。

とくに、頭の後ろの方や耳の後ろ側などにシラミがつきやすいので、髪の毛をかき分けて、頭を全部チェックするようにしましょう。

シラミは髪の毛に卵を産み付けるため、髪の毛の短い人には感染しにくくなります。反対に、髪の毛の長い人に感染しやすい傾向があるので、髪の毛の長い人の場合には、シラミがつきにくいように、三つ編みや編み込みをして髪の毛をきっちり縛る対策をしましょう。

ケジラミの場合は、陰毛どうしが触れ合うことで感染するため、性的なパートナーとともに予防することが不可欠です。一方がケジラミを駆除できたとしても、パートナーが駆除できていなければお互いにうつし合いになってしまいます。

陰毛がなければケジラミがつくことはありませんが、その他の腋毛や胸毛、すね毛、臍の毛、肛門周囲の毛などにもケジラミが寄生することがあるので、注意が必要です。体毛部分の激しいかゆみや、下着に赤黒いケジラミの糞がついていれば、ケジラミを疑い、シラミ駆除用のシャンプーで駆除するようにしましょう。

コロモジラミの場合は、不衛生な環境で発生するため、毎日体を洗い、清潔に保つようにしましょう。

シラミ感染の予防、環境・生活習慣について

アタマジラミの場合は、毎日シャンプーすることが予防となります。子供は洗髪が不十分であることも多いため、時々、大人が手伝い、隅々まで洗髪を行うようにしましょう。毎日、洗髪後にシラミの卵が付いていないかチェックを行うことで、シラミの感染に、早く気づくこともできます。

子供どうしが頭をくっつけ合う機会が多く、共用のロッカーを使用する保育所、幼稚園、学校など子供の集団生活の場で、アタマジラミは感染しやすくなります。特に、プールの時期には、頭を拭いたタオルや、髪をとかしたヘアブラシ、帽子を他の子供と共有することで、シラミが感染することもあるので、タオルやヘアブラシ、帽子の貸し借りは行わないように、子供にも注意を呼びかけましょう。

ケジラミの場合は、体毛部の激しいかゆみで、ケジラミの感染に気づくことが多いですが、なかには、かゆみの症状が現れない人もいます。白い下着を身につけると、ケジラミの糞が目につきやすく、感染に気付きやすくなります。性的なパートナーにケジラミがある場合には、性行為や体毛どうしが触れ合うようなスキンシップは行わないようにしましょう。

コロモジラミは、不衛生な環境で肌着などの衣類にシラミが発生するため、生活環境や生活習慣の改善で感染の予防が行なえます。毎日、清潔な衣服に着替えて洗濯、掃除を行い、住む環境の衛生状態を整えるようにしましょう。

家族や身近な人がシラミに感染した場合

家族がアタマジラミに感染した場合には、頭からシラミを駆除するように、シラミ専用の目の細かい梳きグシで髪をすき、シラミの成虫や幼虫、卵を除去することや、シラミ専用の薬剤入りシャンプーで洗髪して、駆除するようにします。

同じ布団で寝ていると、布団のシーツや枕のカバーを介して、他の家族にも感染が広がります。家族全員、シラミの感染がないか、頭を調べ、シラミがみつかった場合には駆除を行いましょう。シーツなどについた成虫や幼虫は洗剤を入れて洗濯機で洗濯し、洗い流すこともできますが、シラミの卵を含めて確実に駆除するには、60度以上のお湯に5分以上つける、もしくは、アイロンがけを行う、乾燥機にかけるなど、熱を加えることが有効です。家族内でのタオルやヘアブラシ、帽子の共用も行わないようにしましょう。

ケジラミが感染した場合には、タオルなどを介して家族にも感染が広がっている可能性もあるため、家族もケジラミの有無をチェックし、ケジラミがみつかった場合にはシラミ専用の薬剤入りシャンプーやパウダーで駆除するようにしましょう。

コロモジラミの感染があった場合には、生活環境の衛生状態を今一度見直し、身体と衣服、生活環境を清潔に整えるようにしましょう。

シラミによる症状が疑わしい場合は、皮膚科、または、陰部の症状がみられる場合は、女性は婦人科などの医療機関を受診するようにしましょう。

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