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扁桃炎(扁桃腺炎)

扁桃腺炎の治療方法について

更新日:2018/05/28 公開日:2017/04/06

森本雅太先生

この記事の監修ドクター

森本耳鼻咽喉科 院長

森本雅太先生

この病気・症状の初診に向いている科
耳鼻咽喉科

扁桃腺炎は、さまざまな原因からのどに痛みを感じたり、高熱が出たりする病気です。今回の記事では、扁桃腺かどうかを見極める検査や具体的な治療の方法、処方される薬の種類と効果などに関して、ドクター監修の記事で解説します。

扁桃腺炎はのどにある扁桃腺が炎症する病気です。今回の記事では、耳鼻咽喉科などで行われている扁桃腺炎の検査方法や、具体的な治療の方法、治療に使われる薬の種類や効果などに関して解説します。

扁桃腺炎の検査方法

扁桃腺炎かどうかを見極める方法としては、以下のような検査があります。

まずは耳鼻咽喉科の受診を

高熱が起こる場合もありますが、扁桃腺はのどの一部です。ここが炎症することによってさまざまなトラブルが起こると考えられているため、まずは耳鼻咽喉科で医師に相談することをおすすめします。症状が出たら、できるだけ早く受診することが大切です。医師が扁桃腺炎の疑いありと判断すれば、次のような方法で検査が行われます。

問診

医師が痛みの種類や他の症状、いつごろから痛むのかなどを患者に尋ね、その答えから病状を推測します。

視診

医師が実際に扁桃腺を目視して、状態を確認する検査方法です。

血液検査

血液を調べることで、白血球の数値やCRPなどから炎症の度合いを測る場合があります。

慢性扁桃腺炎の可能性が疑われる場合

扁桃腺炎が1年に4~5回以上くりかえし起こる場合は、慢性扁桃腺炎である可能性があります。慢性の場合は、急性扁桃腺炎と違った症状があらわれるとされていることが特徴です。前回の扁桃腺炎からあまり年月が経たずに発症した際は、前のときと比べて症状に違いがあるかどうかや、薬の効き具合などを医師に説明できるようにしておくことをおすすめします。

扁桃腺炎の治療方法

扁桃腺炎には複数の治療方法があります。まずは、治療薬(飲み薬)を使うもの以外の方法を解説します。

うがい薬やトローチ

初期の扁桃腺炎や症状が軽い場合は、うがい薬やトローチのみで治療できる可能性があります。病院で処方される以外にも、ドラッグストアなどで市販薬が販売されています。

ネブライザー治療

ネブライザーとは薬の名前ではなく、耳鼻咽喉科などで行われている治療の方法です。病院内に設置された専用の機械で薬を霧状にし、患者が口と鼻から吸引することで、患部に効率よく薬剤を届けることができます。また、加湿効果も期待できます。

休息と睡眠

免疫力の低下を理由として扁桃腺炎が起こるケースがあります。心身ともに疲れを癒すために必要なだけの休息、睡眠をしっかりととり、病気になりにくい生活を心がけることが扁桃腺炎の治療にもつながります。

のどの乾燥を防ぐ

のどに十分なうるおいを保ち乾燥しないようにすることで、扁桃腺炎の治療・予防になるとされています。室外ではマスクの着用や、飲み物を持ち歩いてこまめに飲むなどの方法が、室内ではそれらに加えて加湿器の導入や洗濯物の部屋干しなどを行うことで湿度を40%以上にすると、より効果があるとされています。

飲み込みやすいもので栄養補給

子供の扁桃腺炎の場合は、脱水症状に陥りやすいため、栄養補給が大切になります。のどが痛くて食事が難しい場合は、経口補水液や冷たい牛乳、スープなどの液体や、アイスクリームやゼリーなどの食べやすいものを与えることがよいとされています。

禁煙

喫煙することによりのどが乾燥して負担もかかるとされています。健康のためには禁煙がベストです。

手術

慢性扁桃腺炎は根本的治療として手術が行われるケースがあります。1週間から10日ほどの入院が必要となり、全身麻酔を施したうえで扁桃腺を摘出することにより炎症の頻発を解消するアプローチです。

扁桃腺炎の治療薬について

扁桃腺炎の治療に使われる薬の具体的な種類や効果に関して解説します。

抗生剤

細菌が原因となって扁桃腺が起きている場合、抗生剤を処方されることが多いです。具体的には、アジスロマイシン、セフェム系抗生剤、ペニシリン系抗生剤などがこれに該当します。特に溶連菌を原因として扁桃腺炎を患っている場合は、リウマチ熱などの合併症を起こさないためにも、抗生剤による治療が大切とされています。

また、ウイルスが原因となっている場合でも、単純ヘルペスによるものだった場合は、アシクロビルやバラシクロビルなどの抗生剤が有効といわれています。

まれに、抗生剤の使用が症状の悪化を引き起こす扁桃腺炎(伝染性単核球症)があり、のどの所見から適切な判断・治療を要します。

ウイルスが起因の場合特効薬はない

単純ヘルペス以外のウイルスが原因で扁桃腺炎を発症した場合、基本的には抗生剤などの特効薬はないため、次に紹介する痛み止めや解熱剤などで治療が行われることが多いです。

痛み止め

のどの痛みをおさえます。飲み薬以外に、湿布薬やスプレー状のものなどもあります。

解熱剤

扁桃腺炎にともなって起こる発熱を抑えます。

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