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鼻の角栓をピンセットで抜くのはいいの?角栓を効果的に除去する方法

更新日:2018.01.12
公開日:2017.03.29
ドクター画像
この記事の監修者
札幌シーズクリニック 院長 大久保真

鼻の頭などにできるぶつぶつした黒ずみは、角栓が原因だとされています。すぐに取ってしまいたくてピンセットで無理やり取ろうとする人もいるかもしれません。今回は、ドクター監修の記事で角栓の正しい取り除き方などを解説します。

角栓が原因だとされる鼻の頭のぶつぶつした黒ずみですが、すぐに処置したくてピンセットで強引に取ろうとする人がいるかもしれません。今回は、そのような角栓の正しい取り除き方などについて解説します。

角栓が鼻の毛穴に溜まる原因

肌の新陳代謝は、肌の内部の方から新しい細胞が作られ、それにつれて古い細胞は肌表面へと押し上げられ角質になります。さらに、時間が経って古くなった角質は最後には垢となって肌の表面からはがれ落ちるとされます。このようにして肌は新陳代謝を行って新しく生まれ変わるわけですが、この過程はターンオーバーと呼ばれ、1つのサイクルは健康体であれば、約4週間といわれています。

肌のターンオーバーと角栓の関係

外部からのストレスなどで心身ともに疲弊し体調不良などになったときには、このターンオーバーのサイクルが乱れます。それにともなって正常時にははがれ落ちていた古い角質が、そのまま肌の表面に残ってしまうことがあるとされています。古い角質が皮脂やほかのごみなどと混ざり合って毛穴の中に残留したものが角栓です。

皮脂と角栓は別のもの

角栓は古い角質と脂質や汚れが混じり合い一体となって毛穴などに残留したものなので、主成分は角質に由来するタンパク質ということになります。角栓を蒸しタオルの熱で溶かして除去しようとするケースもあるようですが、それは角栓の主成分を皮脂と勘違いしてのことで、無意味であるばかりか肌を傷つけてしまうことにもなるため注意が必要です。

肌のターンオーバーはストレスや加齢などで乱れがちに

ターンオーバーの乱れは、加齢やストレス、不規則な生活習慣などが原因になって起こるといわれています。とくに、生活習慣については、自分でコントロールが可能な要素なので、意識的に変えてゆく努力をする必要があります。

角栓ができるのは、直接的には古くなった角質がいつまでも肌表面に残留し続けることが原因でした。ですが、古い角質の残留の原因は、突き詰めるとターンオーバーが乱れたことだと考えられます。そのように考えると、角栓ができるのもターンオーバーの乱れが根本原因の一つだと言えるでしょう。

鼻の角栓をピンセットで抜くのはやめましょう

角栓は、ターンオーバーの乱れが根本原因の一つであるといわれています。ところが、ピンセットによって角栓を強引に取り除こうとすると、そのストレスは肌への強い刺激となってターンオーバーを乱す可能性があります。ターンオーバーが乱れると、肌表面に古くなった角質が残留する可能性があり、それが新たな角栓を生成させる原因にもなると考えられます。

そのため、ピンセットによって無理やり角栓を除去しようとする行為は、角栓除去には逆効果だと言え、避ける必要があります。

鼻黒ずみの角栓をきれいに取り除くおすすめの方法

角栓をきれいに取り除くには、肌の状態を考慮する必要があります。肌に張りがなく強張った状態になっている場合、毛穴周辺の皮膚も硬くなっている可能性があります。その状態では、角栓は簡単には取り除けないと考えられるため、角栓除去の作業に入る前に肌をある程度柔らかくしておく必要があります。また、並行して洗顔や化粧品によって角栓を除去する努力も必要です。ここでは、肌を柔らかくするエクササイズと角栓除去に効果的と思われる洗顔料や化粧品について以下に解説します。

顔の肌を柔軟にするエクササイズが有効

角栓ができやすい肌は、ターンオーバーが乱れていてハリがなく、硬く強張った状態になっている可能性があります。そのような状態の肌は、化粧品などによる通常のスキンケアでは、肌の状態を変えることは難しく、運動を取り入れたエクササイズで改善を図る必要があります。以下で説明するのは鼻周辺の角栓除去に効果があるとされるエクササイズです。

顔の肌を柔らかくするエクササイズ方法
1.小鼻に中指と薬指を添え、鼻を挟み込む
2.ゆっくりと鼻を左右に動かす
3.ゆっくりと鼻を上下に動かす
4.ゆっくりと鼻を回すように動かす
5.ゆっくりと小鼻をつまんだまま、軽く押し出す

このような動作は、週に2~3回行うだけで鼻の周りの肌を柔らかくする効果があるとされ、継続的して行うことが大切です。

角栓除去に効果的な洗顔料と化粧品の選び方

洗顔料は刺激の少ないものを、週2~3回ほど使用

角栓を除去するために、洗顔料はメンソールなどの刺激の強いものは避け、比較的刺激の少ない酵素洗顔料を選ぶようにします。ただし、刺激を極力避け肌への負担を可能な限り減らすために、使用頻度は週に2~3回程度を目安にしましょう。

ピーリング化粧品を、ひと月に1~2回ほど使用

化粧品はピーリング化粧品がおすすめですが、これもやはり、肌への刺激が最小になるように配慮する必要があり、一月に1~2回の使用にとどめるのが適当だといわれています。

いずれにしても、ターンオーバーを乱さない使い方がポイントになると考えられます。

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