ニキビを悪化させないためには、紫外線対策も重要です。紫外線はニキビの原因にもなり、炎症や悪化にも繋がります。ここでは紫外線対策の必要性と日焼け止めの選び方について、ドクター監修の記事で解説します。
ニキビ予防に紫外線対策が必要な理由
ニキビがあってもなくても、紫外線対策は非常に重要です。しかし「ニキビに日焼け止めを塗るのは、肌によくなさそうで不安」と思う方もいるのではないでしょうか。無防備な状態で紫外線を浴びると、肌を守ろうと角質が厚く硬くなる過角化が起きます。過角化が進むと毛穴が塞がってニキビができやすくなり、その肌は抵抗力が弱いため炎症や悪化を起こします。また紫外線は肌の水分を蒸発させるため、バリア機能を低下させます。
また、ニキビ対策でピーリングなどの角質ケアをしている場合も、肌のバリア機能が低下しています。ピーリングを行った後は、特にしっかりとUVケアをしないと、かえってニキビを悪化させてしまいます。
※紫外線がニキビに及ぼす影響については、『ニキビの治し方(6)生活習慣』も参考にしてください。
ニキビ肌の日焼け止め選びのポイント
ニキビができていても、UV対策として日焼け止めを塗る必要があります。そこで、できるだけ肌に負担をかけない日焼け止めの選び方を紹介します。
紫外線吸収剤が入っていない
紫外線吸収剤は「アレルギー等の皮膚障害を引き起こす恐れのある成分」として、旧表示成分に指定されています。ニキビができている人や肌が敏感な人にとっては刺激が強い場合もあるので、注意が必要です。
オイルフリー
日焼け止めに含まれている油分が酸化して、ニキビの原因になったり炎症を起こしたりする場合があります。オイルフリーの日焼け止めも多いので、その中から選ぶことをオススメします。
無香料、無着色
肌への負担をできるだけ軽くすることを優先し、配合成分の少ないものを選びましょう。UV効果には影響のない香料や着色料は不要な成分と言えます。
日焼け止めについて
日焼け止めについて、知っているようで実はあまりよく知らない部分もあるのではないでしょうか。どの日焼け止めにも共通していることを説明します。
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・PA
肌の深部まで到達するA波(UVA)を防ぐ指標です。「PA+」「PA++」など、+の数が多いほど効果が高くなります。A波は肌の奥にあるコラーゲンを破壊するので肌トラブルや老化の原因になります。
・SPF
肌表面に影響を与えるB波(UVB)を防ぐ指標です。「SPF15」「SPF30」など、数値が大きいほど効果があります。B波は日焼けの直接の原因になります。
+の数が多く数値が大きいほどUV対策には有効ですが、肌への負担も大きくなります。特にSPF50以上のものは紫外線吸収剤が含まれている場合が多いので、ニキビ肌の人にはオススメできません。
使い方
日焼け止めは、重ねづけが基本です。顔全体に2回に分けて薄く伸ばしましょう。1度に厚く塗るとムラになってしまいます。また首筋や首の後ろ、耳の周りにも忘れずに塗ってください。なお2層タイプの日焼け止めは、よく振ってから塗るのを忘れないようにしましょう。
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