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脂肪肝・脂肪性肝炎

非アルコール性肝炎・肝障害・脂肪肝

更新日:2018/05/01 公開日:2014/08/01

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)について解説しています。NASH自覚症状はほとんどなく、長い時間をかけてじわじわと悪化する怖い肝障害の1つですので、その原因と改善方法をご紹介します。

非アルコール性脂肪性肝炎

肝障害、なかでも脂肪肝はアルコール好きの人がなる病気というイメージが強いかもしれません。脂肪肝は、肝臓に中性脂肪が溜まってしまった状態です。肝臓に蓄えられている中性脂肪は、正常な人で3~4%程度。それが30%を越えると脂肪肝の診断が下されます。

一般的に知られているアルコール性脂肪肝は、以下のメカニズムです。まず、肝臓は身体に入ってきたアルコールを処理する過程で脂肪を合成し、各細胞へ送り出しています。よってアルコールを大量摂取することで肝臓が各細胞に送り出す以上に脂肪をつくり出し、肝臓内の脂肪のストックを増やしてしまう症状がアルコール性脂肪肝なのです。

しかし脂肪肝は、アルコールだけに気をつけていれば大丈夫というわけではありません。例えお酒を一滴も飲まない人でも、脂肪肝にかかってしまうリスクがあるのです。このような、アルコール以外の原因による脂肪肝・肝炎を「非アルコール性脂肪肝(NASH)」と言います。

非アルコール性脂肪肝(=非アルコール性肝炎/NASH)とは

十数年前から知られるようになった非アルコール性肝炎(NASH)。日本国内で、推定1千万人もいるとされています。

その原因の1つとして挙げられるのが「肥満」に関係する内臓脂肪によるものです。理由として肝臓はアルコールだけではなく、食べ物の脂肪をエネルギーに変換したり、糖分から脂肪を合成しエネルギーとして使う前の下処理をしています。そのためアルコールを飲んでいなくても普段から食べ過ぎ傾向のある方は、肝臓で脂肪をエネルギー化して身体中の細胞へ回す作業が追いつかず、肝臓内に脂肪のストックが増え、結果として脂肪肝になってしまうのです。

非アルコール性脂肪肝はアルコール性脂肪肝に比べ、数十年かけてゆっくり症状が悪くなっていく傾向があるので40代、50代で肥満の方は注意が必要です。肝臓は沈黙の臓器と言われるように、もともと痛みや病状が出にくく、かなり悪化してから気がつくというケースも少なくありません。気がつかないまま放っておくと、そのまま非アルコール性肝炎から肝硬変、そして肝がんとどんどん悪くなってしまう危険も出てきます。

そうならないためには定期的な検診を受け、脂肪肝になっていないかをまず確認するところから始めましょう。

非アルコール性脂肪肝の改善方法~生活習慣の改善がカギ

非アルコール性脂肪肝(NASH)の主な改善方法は、シンプルに食事制限と運動です。肥満に見えないような方でも、内蔵脂肪率が高いケースがよくあります。糖分が含まれているジュースをよく飲む。またはストレスを溜めやすい、運動不足など、あてはまる項目が多い方は注意が必要です。

また内臓脂肪を落とすために極端なダイエットをすることは、肝機能を悪化させます。しかし程良いダイエット、例えばジョギングや水泳など週3回、30分以上の有酸素運動はかなり効果が期待できます。習慣化することで脂肪肝の状態も改善され、予防にも効果的でしょう。

さらに、単に食事を減らすだけのダイエットはオススメできません。例えば、タンパク質は肝臓の脂肪を膜で覆い、血液中に送り出す手助けをしています。しかし極端なダイエットによってタンパク質が不足するとこの排出が上手くいかなくなり、脂肪は行き場を失ってしまいます。その結果、肝臓に脂肪が溜まることになります。

ダイエットの際は全体のカロリーを抑え、バランスの摂れた食事と程良い運動を心掛けてください。

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