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皮膚科医に聞く!背中ニキビのデイリーケアのポイント4個

更新日:2018.04.18
公開日:2015.03.02
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この記事の監修者
札幌シーズクリニック 院長 大久保真

日常的なスキンケアで、背中ニキビを予防、改善することは可能なのでしょうか?ここでは皮膚科医も推奨する4つの実践的ニキビケアを紹介。自信を持って背中の開いた洋服を着られるよう、ケア方法を学びましょう。

気になる背中ニキビ

顔のスキンケアについては数多くの方法が知られていますが、背中ニキビをケアする方法はあまり知られていません。そこで、背中の肌を美しく保つための日常的なボディケア法を解説します。

日常で出来る背中ニキビのケア

悪化した背中ニキビは、皮膚科医院を受診して治療するしかありません。しかし、軽度の背中ニキビを改善する、あるいは予防するというレベルであれば、日常的なケアでも充分な効果が期待できます。

それでは日常生活の中で実践できる4つのニキビケアを紹介しましょう。

背中の肌を衛生的に

背中ニキビの原因は、毛穴が角栓で塞がり、内部に溜まった皮脂をエサにマラセチア菌が大量増殖することです。背中の皮膚を不衛生なまま放っておくと、毛穴の詰まり、マラセチアの増殖を自ら手助けすることになってしまうので、衛生面には注意が必要です。

例えば、シャンプーの流し方が足りないと、頭髪はすすげていても、シャンプー成分が背中に付着したままといったケースが考えられます。この場合、シャンプーに含まれるシリコンなどの成分が毛穴を塞いでしまうことがあります。すすぎを徹底すると共に、なるべく頭から身体の順番に洗って、シャンプーの成分を完全に流すようにしましょう。

また、シーツなど直接肌に触れる寝具が不衛生になっているのも問題です。せっかく身体をキレイにしても、寝具に付着した皮脂がマラセチアを増殖させてしまいます。寝具、肌着の衛生面についても1度チェックしてみてください。

紫外線ダメージ予防

紫外線は角質層が柔軟性を失う過角化の原因です。過角化は角栓発生を誘発し、ニキビの発症率を高めてしまいます。

強い紫外線は衣服を透過しますので「身体は服を着ているから顔だけで充分」などと油断せず、背中にもUVケア化粧品を使用するようにしましょう。また、白など薄い色の衣服は紫外線を透過しやすいので、紫外線を吸収してくれる黒いTシャツがオススメです。

ストレス軽減

人間は強いストレスを受けると、男性ホルモンが優位になります。この男性ホルモンには角栓発生、皮脂の過剰分泌を促す性質があり、ニキビの発生原因になります。

そのため、心理的ストレスはもちろん、睡眠不足、疲労などの物理的ストレスもニキビを増やす原因になってしまいます。規則正しい生活習慣、適度なストレス発散も、背中ニキビを予防するための重要な対策です。

ビタミンの摂取

背中ニキビを防ぐためには、食習慣の改善も大切です。積極的に摂取したいのは、皮脂の代謝を正常化するビタミンB2、皮膚炎などの炎症を予防するビタミンB6、皮脂分泌を抑制するビタミンCの3種類。

ビタミンB2はレバー、うなぎ、大豆などに、ビタミンB6は青魚、プルーンなどに、そしてビタミンCはキウイ、ピーマン、ジャガイモ、ブロッコリーなどに多く含まれているので、是非、今後の献立に取り入れてみてください。

もし、食生活から充分な摂取が望めないようであれば、サプリメントなどの栄養補助食品を活用するのも良いでしょう。

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