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子供の歯

子供の歯科矯正の始めどきと時期別の治療内容

更新日:2017/03/15 公開日:2016/02/23

帰山えりか先生

この記事の監修ドクター

こどもの歯科 医師

帰山えりか先生

この病気・症状の初診に向いている科
小児歯科

子供に矯正治療を受けさせようと思っていても、いつから始めていいかわからない方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、ドクター監修のもと、矯正を始めるタイミングや矯正方法、メリット・デメリットについて解説していきます。

子供の歯科矯正のタイミングや、年齢別でどのような矯正を行うかを見ていきましょう。

子供の矯正はいつから始めればいい?

子供の歯科矯正は、歯並びが悪い場合と噛み合わせが悪い場合とで違います。あまり早い時期だと、精神的にも幼くストレスになることもあります。しかし、永久歯が生えそろう10代からだと、歯の根(歯根)があごの骨にしっかり固定されているため、歯を動かすのに時間がかかってしまうこともあります。

こうしたことから、矯正治療を始めるタイミングは、7、8歳頃が1つの目安になるとされています。理由としては、7〜12歳頃までの間なら、永久歯が生え変わる途中段階なので、歯の発育を利用した矯正となり、痛みが比較的少なく自然な歯並びに戻しやすいといわれるためです。

子供の歯科矯正のメリット・デメリット

子供のうちに歯科矯正を行うメリットとデメリットはどのようなことがあるのでしょうか。

メリット

子供のうちに矯正治療を行うメリットとして、以下のことがあげられます。

  • 歯並びの悪い状態で生える永久歯を少なくできる
  • あごの正しい成長を促すことができるため、抜歯や手術の可能性が減る
  • 歯並びや嚙み合わせが悪いことによる歯やあごの負担を軽減できる
  • コンプレックス解消

デメリット

メリットの多いように思える子供の矯正治療ですが、デメリットとして以下の点もあげられます。

  • 矯正期間が長くなる可能性がある
  • 矯正装置や一時的な歯並びの悪化により、一時的に見た目に問題が出る場合がある
  • 後戻りにより大人になってから再度矯正が必要になる可能性がある
  • 自分で装着する器具を使用する場合、本人の意思によって結果に差が出る
  • 矯正装置による磨き残しが出やすく、虫歯になりやすい

年齢別!子供の矯正治療について

3~6才

この年齢で問題になるのは、歯並びではなく、噛み合わせのズレです。

噛み合わせで下の歯が上よりも前に出ている「受け口」を治すために、夜間や在宅中に使用するマウスピース型の既製品を装着したり、奥歯を噛んでも前歯が閉じない「開咬」を治すために、指しゃぶりや唇噛みなど歯並びに影響するくせの改善トレーニングを受けたりすることは可能です。あごの骨が正しく成長するように、噛み合わせや悪いくせを整えてあげておく時期です。

小学校低学年

前歯の生え変わり時期で、乳歯より幅の大きな永久歯が生えてきて歯並びが気になる方が増えます。

この時期は成長期であることを活かした矯正が可能なため、小児歯科医や矯正歯科に相談するベストタイミングと言えます。口の中に、乳歯と永久歯が混在しているので、床矯正(しょうきょうせい)が用いられるのが一般的です。床矯正は、あごの大きさを広げて永久歯が並べるスペースを確保するため矯正装置で、取り外し可能で就寝時などに装着します。

ただし、あごの成長と歯の大きさ(幅)によっては、少し様子をみることもあります。噛み合わせの異常がある場合は早めの対応をおすすめします。

小学校高学年

ほとんどの歯は永久歯に生え変わっているため、大人と同じようにブラケットやワイヤーを使った本格矯正が行われることが多いです。しかし、あごの成長はまだ続いているので、成長が止まった大人よりも歯を動かしやすく、矯正に適した時期と言えます。

中学校以降

すでに永久歯が生え揃い、歯根があごの骨に固定されているため、本格矯正が行われ、歯を動かすのにも時間がかかります。また、場合によっては、矯正前に抜歯が必要になることもあります。

このように矯正を始めるベストタイミングは、歯並びや年齢により個人差があり、中には早く始めたほうがよいケースもあります。お子さんの噛み合わせや歯並びが気になり出したら、その時点で矯正医に診てもらい、治療に適した時期を見極めてもらうとよいでしょう。

子供の矯正治療の種類

前述したように、子供の矯正は年齢などによって方法が異なる場合があります。それぞれの方法について簡単に解説します。

床矯正(しょうきょうせい)

床矯正は、入れ歯のような形のプレート状の器具を用います。ねじを回して装置を広げ、あごを広げていく矯正方法です。器具の取り外しができることも、床矯正の特徴のひとつです。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、1本1本の歯の表面にブラケットという装置をつけ、ブラケットにワイヤーを通して力をかけて歯を動かす矯正方法です。1900年代のはじめ頃に考案され、数多くの症例があります。なお、矯正中は装置がある部分の歯を磨きにくいことから、虫歯になりやすい傾向が見られます。

子供の矯正治療は歯科医とよく相談を

子供の矯正治療は、年齢や発達によって方法などが異なってきます。また、子供のうちから行う矯正治療には、抜歯の可能性が減って子供の天然の歯をより多く残せる可能性があるなどのメリットもありますが、矯正期間が長くなる可能性があるなどの留意点もあります。不安な点などをよく歯科医と相談し、子供に歯科矯正を受けさせるべきか考えるようにしましょう。

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