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梅毒

性行為以外でも感染する?梅毒の感染経路とは

更新日:2018/05/29 公開日:2016/02/29

この病気・症状の初診に向いている科
性感染症内科

梅毒というと、昔の病気というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、実は近年再び感染者が増加傾向にあります。そこで今回は、梅毒がどのようにして感染するのかをお話していきます。

梅毒の感染経路には、どのようなものがあるのかを見ていきましょう。

性行為による感染が主

梅毒は、「梅毒トレポネーマ」という細菌によって起こる性感染症です。梅毒トレポネーマは、低酸素状態でしか生存できません。また、低温や乾燥にも非常に弱いという性質があります。

このため、梅毒の感染経路は限定されおり、主に感染している部位が皮膚や粘膜と直接接触することで感染します。具体的には、膣性交やアナルセックス、オーラルセックスが主な感染経路です。また、病変部位が口にある場合は、キスでも感染することがあります。

第1期〜第2期梅毒の症状が出ている人や、梅毒と診断された人と性的交渉があった場合は、梅毒検査を受けることをおすすめします。第1期〜第2期梅毒の症状については『男性と女性で症状が違う?梅毒の症状について』の記事をご覧ください。

母子感染もあるが現在はまれ

梅毒の主な感染経路は性行為ですが、妊婦が感染していると、胎盤を通じてお腹の赤ちゃんに感染することがあります。胎児に感染すると、流産や死産になったり生まれてきても「先天梅毒」になったりすることがあります。

先天梅毒には、「早期先天梅毒」と「晩期先天梅毒」があり、それぞれで次のような症状が現れます。

早期先天梅毒

生後3か月以内に発症し、水疱性発疹や斑状発疹・発育不全・全身のリンパ節の腫れ・手足の骨の炎症・肝臓の腫れなどの症状が現れます。

晩期先天梅毒

学童期以降に発症し、実質性角膜炎・内耳性難聴・ハッチンソン歯(上前歯の変形)などの症状が現れます。

ただし、現在では、梅毒検査が妊娠初期の妊婦健診に含まれており、感染があれば治療が行われるので、胎児に感染する例はほとんどありません。

輸血による感染も減少

梅毒は、輸血から感染するケースもあります。ただし、献血された血液は、血液センターで肝炎や梅毒を含めた感染症の検査が行われ、ここで不適とされた血液は血液製剤として用いられることはありませんので、輸血用血液製剤を使った輸血なら、梅毒に感染する心配はほとんどありません。

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