背中のニキビは、放っておくと白かったものが黒く変化することがあります。黒ニキビはどのような状態なのか、そして改善するための皮膚科での治療法やセルフケアの方法などを見てみましょう。
背中に黒ニキビができる原因
背中に限らず、ニキビの原因は「毛穴のつまり」にあります。毛穴に古い角質と皮脂が混ざり合ったものがつまった状態です。しかし、進行すると、白かったニキビが、やがて中につまっていた皮脂が皮膚上に押し上げられて、毛穴が開いた状態になります。黒く見えるのは、皮脂が空気に触れて酸化したものが外に露出しているからです。
こうなったら、一刻も早く除去したいと思い、指で取りたくなってしまいますが、それは絶対に避けましょう。無理に取ると化膿したり、アクネ菌により炎症が起きたり、次の段階である「赤ニキビ」に進行してしまうこともあるからです。
皮膚科で背中の黒ニキビを治す方法
皮膚科の治療法としては、毛穴のつまりをケアする「ディフィリンゲル」という成分を含んだ軟膏や、堅くなった角質を除去する効果のある「サリチル酸ワセリン」などの外用薬を塗る方法があります。
また、専用の機器によって抗炎症作用のあるビタミンCの補給や、毛穴づまりを除去できるケミカルピーリングなどの方法が取られることもあります。肌のターンオーバーを改善するために、サプリメントや食事によってビタミンB2を摂取することも、治療法の一つとして行われています。
セルフケアでの治し方
背中のニキビが黒ニキビに変化してしまったら、自分でできるケア方法も試してみましょう。たとえば、ビタミンB2やビタミンB6などが入ったサプリメントの服用で、一定の予防効果も見込めます。また、入浴時にはやさしく泡だけで洗うなどの正しい方法で洗い、その後しっかりと保湿して様子を見るというのも一つの方法です。背中ニキビを進行させないためにも、丁寧かつ、適切なケアを行いましょう。
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